ニュースや学術論文は正確さが生命!ブログはあくまで個人の感想日記
どうも、Glocal Lifeです。
今回の記事では、
ブログ記事とニュース記事や学術論文の
メディアの違いを考えてみました。
ブログとニュースは異なるメディア
ブログへのコメントを読んで、
「この人は、自分を頭がいいと思って、
こんなコメントを書くんだろうし、
コメントの内容も悪くはないけど、
基本的なことが分かってないな〜」と思うのは、
ブログ記事とニュース記事や学術論文の違いを
理解していないのが多いですね。
ニュース記事の信頼度
私は基本的に、
ブログ記事とニュース記事や学術論文は、
全く異なるメディアだと思っています。
ニュース記事は正確さが一番大事です。
新聞などのニュース記事では、
正確さを追求するために、独自の調査をします。
世論調査やアンケートなどの数字に加えて、
参考文献も、きちんとしたものを選びます。
新聞などのニュース記事が、Wikipediaを参照にしたら、
そのニュース記事への信頼度は下落するのではないでしょうか?
ブログは個人の日記の延長
それと違って、私はブログ記事は、
基本的には「個人の日記の延長」だと思っています。
何か読者に役に立つ情報を伝えたい場合でも、
あくまで「この話題に関して、私はこう思った」という個人の感想です。
ブログで自分の意見を伝えるための背景を説明するために、
Wikipediaを引用しても文句をいう人が少ないのは、
ブログとは、そういうメディアだからだと思っています。
学術論文でWikipediaを引用なんてしたら、
その時点で論文の信用度がガタ落ちで、
掲載を断られて、門前払いされます。
ブログとニュースの違い
もちろん、ブログ記事でも、
できる限りの正確性を追求するのが
私は読者に対する「誠実」だと心がけていますが、
ブログというニュース記事とは全く違うメディアに、
ニュース記事と同程度の精密さを要求するのは
お門違いというものでしょう。
そもそも読者が個人のブログを読む理由も、
正確で客観的なニュース記事や学術論文だけでは得られない
「個人的な視点」を求めているのではないでしょうか?
学術論文とブログの違い
ちなみに、私は博士号を取得して、
アメリカの大学で准教授まで勤めているので、
学術論文出版の世界にも詳しいですが、
きちんとした学術論文を1本書くには、
分野にもよりますが、最低3ヶ月から1年程度はかかります。
学術論文には、徹底した先行研究の勉強と、
オリジナルのアイディア、
精緻な論理の組み立てを必要とするからです。
それと同じことをブログでやろうとしたら、
3ヶ月から1年に一度だけ記事を更新することになり、
ブログというメディアとして成り立たないでしょう。
そもそも私は、仕事である学術論文の出版とは、
全く違うメディアとして
一個人としてブログを楽しんでいます。
他人を貶して優越感を感じたい人間心理
他人を貶すことで、優越感を感じたいのは
哀しい人間心理かもしれないですが、
他人のブログの重箱の隅をつつくように、
細かい点を指摘して、いろいろ文句をつける人は
ブログというメディアとニュース記事や学術論文の
基本的な違いを理解していないな〜と思います。
自分が頭が良いのを見せびらかしたくて、
そういうコメントを書くかもしれませんが、
結果として
自分の無知をさらけ出しているのだから、
残念な人たちだな〜と思います。
軟派なニュースが多い日本
ちなみに、世界的に見ても、
日本人は、きちんとした硬派なニュースよりも、
軟派なニュースの需要が多いみたいですね。
こちらの記事のまとめが素晴らしかったです。
3種類の人間
きちんとした硬派のニュースも読まないくせに、
「個人の日記」の延長線上にあるブログ記事で、
なんやかんやと文句をつけて、
自己満足に浸っている人間は、
以下の3種類の人間のどれかだと思います。
①ブログとニュースや学術論文の違いも知らない
ネットリテラシーが低い無知で愚かな人間
②他人を貶して優越感を感じたいだけの品性が下劣な人間
③匿名ならネットで何を書いてもいいと思っている
自分の言動に責任を取れない子供と同じく未成熟な人間
まとめ
今回の記事では、
ブログ記事とニュース記事の区別が理解できていないコメントから、
「ニュース記事は正確さと速報性が生命線」
「学術論文は正確さと精密な論理が不可欠」
「ブログ記事はあくまで個人の感想日記」
という3つのメディアの違いを考えてみました。
少しでも皆様の参考になれば嬉しいです。