最強の世界史教科書!現代を生きぬく全ての人達のための大人の教養書
アメリカの大統領選についての記事が続いたので、
今日は気分を変えて、アメリカ以外の世界情勢について語りたい。
TVや新聞より本が好き
以前の記事で、TVや新聞より本が好きな理由として、
目まぐるしく変わるニュース現象の奥に、
普遍的な傾向性を探ることの大切さを語ったが、
現代世界情勢を理解するための世界史
そういう意味でも、現代世界情勢を深く理解するためには、
幅広い世界史の知識が欠かせないと思う。
この池上彰と佐藤優による現代世界情勢についての対談本は、
まさにその点を語り合っている。
- 作者: 池上彰,佐藤優
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/10/20
- メディア: 単行本
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複数の時代の世界地図を頭に浮かべる
彼らが論じるように、現代世界情勢を読み解く際に、
複数の時代の世界地図を頭に浮かべていくことが大切だ。
結局国民のアイデンティティーとは、歴史認識に負うことが多い。
「習近平の中国は明王朝の版図を意識している」
「今のトルコとイランは、オスマン帝国とペルシャ帝国の復活を夢見ている」
というような国民意識を理解できれば、
一見不可解に見える各国の思惑がより深く理解できる。
何故世界史の知識が必要なのか
対談本で、話が前後に飛んだりするので、
この一冊で世界史全部を理解するのは難しいが、
現代世界情勢を理解する際に
何故世界史の知識が必要なのかを学ぶのに適した一書と言える。
おすすめ世界史入門書
明日は今日の記事の続きとして、大人が世界史を包括的に学ぶために、
私が一番最適だと思う本を紹介します。
とても読みやすいので、世界史の知識が全くない方にも、入門書としても使えます。
佐藤と池上は、高校の世界史の教科書を勧めていますが、大人になってまで、
今更つまらない高校の教科書なんて読みたくないという方にオススメです。
ちなみに、佐藤の本でも、池上の本でもありません。
興味がおありの方は、明日も読んで頂けたら、嬉しいです。
追記:次の日に掲載した記事は、こちらです。