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心を繋ぐ音楽の力を感じる!音痴の私が憧れる漫画「この音とまれ!」

最近、硬い記事ばっかりだったので、
ちょっと箸休めに、私の好きな漫画をご紹介したいと思います。
少しマイナーな漫画なんですが、ご存知の方いらっしゃるでしょうか?

この音とまれ! 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

この音とまれ! 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

マイナーだけど良い漫画

私はこの漫画は、もうちょっと評価されてもいいと思う。

まず絵が綺麗。大ゴマも効果的に使っていて、
ごちゃごちゃしてなくて、読みやすい。

でもやはりストーリーがいいですね。
高校の箏曲部の青春漫画なんですが、安易に恋愛やスポ根に流されずに、
登場人物一人一人の内面の描写がすごく丁寧。

音楽を通した自己実現

個人的に一番惹かれるのは、登場人物の一人一人が、とても不器用なのに、
箏という音楽を通して、自己表現をし、他人とつながっていくこと。

私は楽器などは、まるでできない人間なので、
このような音楽を通した自己実現や、他者との交流に憧れる。

心を結ぶ音楽の力

ベートーヴェンの名言の1つに
「心より出づ。願わくば再び心に至らんことを」というのがあります。

日常生活の中で、「なかなか心が伝わらない」「人の心がなかなか見えない」などと、
もどかしい気持ちを感じたことは、誰もがあるのではないでしょうか?

音楽というのは、そのような垣根を乗り越えて、
ダイレクトに人の心と心を結んでくれるものだと思います。

大事な人に大切な言葉を

作中で「大事な人に大切な言葉をなげかけるように
(箏を)弾いてごらん」という言葉があるのですが、

主人公が演奏の舞台で、その言葉を思い出しながら、
自分に箏を教えてくれた今は亡き祖父に
「おい、じじい 聴こえてっかよ なぁ」と心の中で語りかける場面も
すごく素敵だなと思います。

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作中オリジナル楽曲の箏の演奏

私は箏も全然詳しくないので、「どんな音なんだろう?」と思っていたのですが、
ジャンプSQの企画で、作中オリジナル楽曲の箏の演奏を実際に聴けるのです。


この音とまれ! 作中オリジナル楽曲「龍星群」


この音とまれ! 作中オリジナル楽曲「久遠」

漫画の作者は筋金入りの箏一家

漫画の作者の方は、お姉さんが箏のプロ奏者、お母さんも箏の指導者、
本人も箏のコンクールで入賞したりと、筋金入りの箏一家で、
作中オリジナル楽曲も、実際作曲したそうです。

箏のことは全然分からないけど、すごい綺麗な曲だなと思う。
和楽器の音って、疲れた時に聞くと癒されるよね〜

というわけで、機会があったら、ぜひ読んでみて下さい。
ひとまず上のyoutubeのビデオでも、漫画のあらすじと演奏場面も紹介しています。