心を繋ぐ音楽の力を感じる!音痴の私が憧れる漫画「この音とまれ!」
最近、硬い記事ばっかりだったので、
ちょっと箸休めに、私の好きな漫画をご紹介したいと思います。
少しマイナーな漫画なんですが、ご存知の方いらっしゃるでしょうか?
- 作者: アミュー
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/03/04
- メディア: Kindle版
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マイナーだけど良い漫画
私はこの漫画は、もうちょっと評価されてもいいと思う。
まず絵が綺麗。大ゴマも効果的に使っていて、
ごちゃごちゃしてなくて、読みやすい。
でもやはりストーリーがいいですね。
高校の箏曲部の青春漫画なんですが、安易に恋愛やスポ根に流されずに、
登場人物一人一人の内面の描写がすごく丁寧。
音楽を通した自己実現
個人的に一番惹かれるのは、登場人物の一人一人が、とても不器用なのに、
箏という音楽を通して、自己表現をし、他人とつながっていくこと。
私は楽器などは、まるでできない人間なので、
このような音楽を通した自己実現や、他者との交流に憧れる。
心を結ぶ音楽の力
ベートーヴェンの名言の1つに
「心より出づ。願わくば再び心に至らんことを」というのがあります。
日常生活の中で、「なかなか心が伝わらない」「人の心がなかなか見えない」などと、
もどかしい気持ちを感じたことは、誰もがあるのではないでしょうか?
音楽というのは、そのような垣根を乗り越えて、
ダイレクトに人の心と心を結んでくれるものだと思います。
大事な人に大切な言葉を
作中で「大事な人に大切な言葉をなげかけるように
(箏を)弾いてごらん」という言葉があるのですが、
主人公が演奏の舞台で、その言葉を思い出しながら、
自分に箏を教えてくれた今は亡き祖父に
「おい、じじい 聴こえてっかよ なぁ」と心の中で語りかける場面も
すごく素敵だなと思います。
作中オリジナル楽曲の箏の演奏
私は箏も全然詳しくないので、「どんな音なんだろう?」と思っていたのですが、
ジャンプSQの企画で、作中オリジナル楽曲の箏の演奏を実際に聴けるのです。
漫画の作者は筋金入りの箏一家
漫画の作者の方は、お姉さんが箏のプロ奏者、お母さんも箏の指導者、
本人も箏のコンクールで入賞したりと、筋金入りの箏一家で、
作中オリジナル楽曲も、実際作曲したそうです。
箏のことは全然分からないけど、すごい綺麗な曲だなと思う。
和楽器の音って、疲れた時に聞くと癒されるよね〜
というわけで、機会があったら、ぜひ読んでみて下さい。
ひとまず上のyoutubeのビデオでも、漫画のあらすじと演奏場面も紹介しています。