片付けられない人は要注意?ゴミ屋敷は「hoarding」という病気
どうも、Glocal Lifeです。
今回の記事では、ゴミ屋敷について考えてみました。
幼少時代のゴミ屋敷
「弱さの公開シリーズ」で、自分の幼少時代の家族のトラウマについて書いています。
私の母は、うつ病を患っていて家事ができなかったので、うちの家はいつもゴミ屋敷でした。
その家で育った時に感じていたのは、強い無力感でしたね。
清潔な環境が欲しかったけど、すでに苦しんでいる母に、そんなことは言えないし、
子供だった私は、ゴミで溢れかえっている家を、どうやって片付けたらいいかも全く分かりませんでした。
その反動のせいか、私は今でも自分の持ち物が増えるのに、強い恐怖感を感じますね。
自分がコントロールできる範囲以上の物を持つことに恐怖を感じるので、
私の持ち物はいつも必要最低限だし、
買い物で新しい物を買うことも、不快感と不安感を感じます。
「hoarding」という病気
カウンセリングを受けるようになってから、
父や母のような「物を捨てられなくて、家がゴミで溢れかえってしまう人」は、
アメリカでは「hoarding」と言って、
アルコール依存症と同じような精神的な病気なのだと知りました。
hoardingを患っている人は、自身の心の空しさを埋めるために、
ガラクタのような物に執着し、それを捨てられると、強い不安感を感じるのだそうです。
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アルコール依存症の親に育てられた子供がトラウマを抱えるように、
hoardingを患っている親に育てられた子供もトラウマを抱えるそうです。
子供が清潔な環境を求めても、親はゴミ屋敷を片付けられない。
子供は無意識に、自分は家に溢れかえっているガラクタの方が、
親にとっては自分より大切なのだというメッセージを受け取るそうです。
その他「ドアベルの恐怖症候群」など、
家のドアのベルが鳴って、誰かが家に来ることに恐怖を感じるそうです。
また、親がゴミ屋敷を恥じて「誰にも言うな」というので、
子供は誰かに助けを求めることも封じられてしまいます。
そのような環境で育った子供は、無力感が強く、自己肯定感が低く、
自分の価値を感じられない子供に育つそうです。
詳しくは、英語ですが、こちらのウェブサイトをどうぞ。
まとめ
という訳で、今回の記事では、
ゴミ屋敷について考えてみました。
多様な意見の一つとして、
少しでも皆様のご参考になれば嬉しいです。
これからもGlocal Lifeをよろしくお願いします。