Glocal Life

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毎年梅酒を作るような丁寧な暮らしへの憧れと現実(海街dairy)

お邪魔させた頂いたblogで、海街dairyについて書かれていて、
私も少しそのことについて書きたいなと思ったので、ここに記しておく。

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃

丁寧な暮らしへの憧れ

その方が書かれていたキーワードを勝手に拝借させていただいて心苦しいが、
その方が書かれていた「丁寧な暮らしへの憧れ」というのが、
私も大変に共感できたので、私なりの気持ちをまとめてみたくてここに書いてみる。

その方は、海街dairyの映画について語られていたが、私は映画は未見である。
ただ原作の漫画は、好きである。

好きな理由の一つは、私も三姉妹のいる家族に育ったので、
あの姉妹の独特の距離感が、鎌倉の美しい情景を背景に描き出されている雰囲気である。

でもやはり、その方が書かれていたように、私も丁寧な暮らしに憧れているんだと思う。

仕事と生活を両立できない

phaさんの本を最近読んでいるのだが、その中でphaさんが、
「僕は仕事と生活というものを両立できない。一つのことしかできない気がする」
というような趣旨の文章を書かれていた。

人のタイプはそれぞれで、このような方は少数派かもしれないが、
私は正直、phaさんの感覚に近いなという気がする。

憧れとは裏腹な合理的な生活

丁寧な暮らしに憧れるのだが、実際にかなり合理的な生活を私もしている。
一人暮らしの小さな1LDKのくせに、掃除はルンバに任せ、
料理も割と簡単なものしか普段は作らないし、持っている物も最小限である。

今のアメリカの生活では、百円均一の店などは、あまり行かないが、
感覚としては、百均などで買った物を、あまり執着なく使い、
使い終わったら捨てるような生活をしている感じである。

まあ、でも以前の一番忙しくて雑だった時よりかは、
丁寧な暮らしができていると思うが、
私の性格や気質的には、限界があるのも、薄々感じている。

自分の気質に合う生活

あまりたくさんの物を管理できない気質なので、
最小限の物だけで生活するミニマルな暮らしは心地良いし、
毎年梅酒を手作りするような日々を憧れてはいるが、
現在の自分一人の生活ではできないだろうなと感じている。

では、そのような憧れの生活のために、他の誰かと一緒に暮したいかと言ったら、
今の独り暮らしの自由気儘さを引き換えにしてまで、そうしたいとは思えない。

残念な気持ちは多少はあるかもしれないが、憧れは憧れとして、
やはり自分の気質に合う生活というのはあるのだろう。
そして自分に合っている今の生活に、私は割と満足してるし、幸福に暮している。

読書の喜び

そういう面で、私の読書(漫画も含む)の喜びというのは、
自分の短い生涯では体験できないかもしれない様々な人々の生活に思いを馳せて、
疑似体験することと言えるかもしれない。
そしてその体験は私の心を豊かにし、日々に彩りを加えてくれて感謝している。