ニートを毛嫌いする人のために3つの違う呼称を考えてみた
どうも、Glocal Lifeです。
今回の記事では、ニートという言葉を毛嫌いする人のために
3つの代わりの呼称を考えてみました。
ニートを毛嫌いする人
私はphaさんの本を読んでから
「ニートっていう生き方も全然悪くないじゃん」と思ってるんですが、
ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法
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日本の友達と話すと、
ニートという存在すべてを毛嫌いする人が多いようだ。
そういう人間は、単に自分の生き方に自信がないだけではと思う。
自分が幸せじゃない人に限って、他人の生き方に文句つけたりする。
呼称①ミニマリスト
まあ、流石にそんなに毛嫌いされる言葉を使うのもどうかなと思って、
他のぴったりする言葉を探してるのだが、
phaさんみたいな生き方は、
今の所の候補は「持たない幸福」という面で、
ミニマリストなのかな?
持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない
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ミニマリストの意味を敷衍させて、
収入もミニマムで、
自由な時間を楽しんで暮らすという意味も持たせられないかな?
phaさんの「持たない幸福」という本を
紹介した記事はこちらです。
でも記事冒頭の写真で見るように、
雑然とした部屋の背景で写るphaさんのように*1
こういう人たちが、
みんな物を少なく成長している訳でもない所が、
ミニマリストの呼称としては問題かもしれない。
シンプルな生活
そういえば、一時「シンプル・ライフ」という言葉も流行ったけど、
「ミニマムライフ」に一掃されてしまった気がする。
私は「シンプルな生活」って感覚は結構好きだけど、
なんかいろいろ細かい違いがあったらしい。
呼称②隠居生活
または大原扁理さんが使っている
「隠居生活」っていう言葉がいいのかな?
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隠居は閉じたイメージ?
ソローや吉田兼好に憧れているので、
確かにああいう隠遁生活には惹かれるんだけど、
どうも隠居っていう言葉が閉じた生活のイメージがあるな。
静かに暮らしたいとは思うけど、
シェアハウスとかで住むなら、隠居って感じがしない。
呼称③Free Range Humans
一番納得がいく言葉は、
こちらの英語の本で使っている「Free Range Humans」かもしれないな。
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日本語訳は「自由に動ける人間」
「Free Range」は「放し飼い」と訳されているんだけど、
籠に閉じ込められている家畜に対して
「動ける範囲が自由である」ということだ。
上記の本では、
「career-cage」(キャリアに閉じ込められている)の対比語として
使われている。
生き方は人それぞれ
まあ、さすがに自分の生活費を
100%他人に頼っているのは、どうかと思うが、
バイトなどで食いつなぎ、
自由気ままな生活をするのは、
別に他人に迷惑をかけていないのだし、
誰にも文句を言われる筋合いはないと思う。
他人に迷惑をかけずに生きるのは不可能
他人に迷惑をかけることを必要以上に嫌悪する社会は
病んでいると思う。
そもそも人間は、
他人に迷惑を一切かけずに生きることはできない。
お互いに支え合って生きることこそ人間の本質だからだ。
ニートを嫌悪する理由
「ニート」と一言で言っても、
実家で一切働いていないニートや、
実家は出てるが、
定職につかないでフラフラしてる人など、
多種多様だろうが、
人がニートを嫌悪するのは、
「自分の弱さを受け入れられない人間」の
過剰な防御反応としての
他者への攻撃ではなのかもしれないし、
「甘えれらない人間」の嫉妬の裏返しでなのかもしれない。
3つの呼称の可能性
という訳で、今回の記事では、
ニートの代わりの言葉を考えてみました。
可能性としては、以下の3つの呼称です。
1)ミニマリストの意味を敷衍させて、
収入もミニマムで、
自由な時間を楽しんで暮らすという意味も持たせる。
2)大原扁理さんが使っている「隠居生活」も悪くないが、
閉じた生活のイメージがあるので、
シェアハウスとかで住むなら、
隠居って感じがしないかもしれない。
3)私が現時点で一番納得がいく呼称は、
「Free Range Humans」(自由に動ける人間)かもしれない。
「career-cage」(キャリアに閉じ込められている)の
対比語として使われている。
多様な意見の一つとして、
少しでも皆様のご参考になれば嬉しいです。
これからもGlocal Lifeをよろしくお願いします。
*1:ちなみに、この写真は著作権フリーの画像をGoogle検索してたら見つけました。私はphaさんの本は読んだけど、個人的は知り合いではありません。