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脱社畜宣言!子供を持たないなら仕事に縛られない生き方を模索したい

この週末から始めた

どうしようもない自分を晒け出してみよう企画の続きなんですが、

最近、人生の方向転換を考え中です。

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自分に合う生活スタイル

今の仕事は別にそんなに嫌いだったり、辛かったりする訳じゃないので、

毎日ブラック企業とかで必死に働いている方々には、
甘ったれるなと怒られるのは百も承知なんですが、

自分はそんなに教師に向いていないなと思うのと、
そもそも毎日働く生活スタイルが自分に合っていない気がする。

すごい個人的な意見なのですが、最近つくづく思うのは、フルタイムの仕事って、
自分の家族を持ちたい人向けの生活のスタイルじゃないかなぁ〜ということです。

フルタイムの仕事は家族を持ちたい人向け?

私みたいに結婚もしたくない、子供も持ちたくない、
自分の好きなことやって生きていって、物欲とかもほとんどないし、

最低限の自分の食い扶持を稼げればいいと思っている人間が、
フルタイムで働かなければいけない理由が全然分からない。

多分「仕事で疲れて帰ってきても、家に帰ったら家族がいる」
「仕事がどんなに辛くても、この子供達を育てるために頑張れる」

「子供達の笑顔を見れば、仕事の疲れも吹き飛ぶ」みたいな生活の人には、
フルタイムの仕事は、すごく良いと思う。

家族のためにという掛け替えのない生き甲斐を与えてくれるし、
仕事を頑張れる大きなモチベーションにもなると思う。

社会の多数派と少数派

多分、それがアメリカでも日本でも大多数の人が過ごす生活スタイルで、
それはそれで尊いことだし、否定をするつもりは毛頭ない。

ただそれが「大多数」であっても、「全員」じゃない。
社会の中に、私みたいに「別に自分の家族は欲しくない」という「少数派」が
存在しても良いと思う。

私達の社会の仕組みというのは、多数派向けにできている。
それはそれで別にいいんだけど、少数派は少数派として、
多数派とは違う生き方を模索しても良いと思う。

という訳で、私みたいに家族を持たず、物欲のない人間が真面目に働いても、
銀行の残高が増えるだけで、なんか馬鹿らしいなぁと思う。

失う物は経済的安定と社会的地位

私は基本的には、自分の好きな本を読んで、好きなことを調べて、
好きなことを考えて、好きなことを書けさえすれば、幸せなので、
別に大学の教授にならなくてもいいかなと最近よく思う。

別に大学に所属せずに Independet Scholar (独立した学者)になっても、
今やっている好きなことは変わらずにできるなと思う。

ただ大学の教授を辞めて独立したら、失う物は経済的安定と社会的地位だ。

社会的地位は正直どうでもいい

社会的地位は、正直本当にどうでもいい。

もしかしたら、失ってから惜しむのかもしれないけど、
「〜先生」とか「〜教授」とか呼ばれるのは、

自分がどれだけ怠け者でどうしようもない人間か知っているので、
何だか周囲を欺いているようで、正直すごく居心地が悪い。

私の好きなフィリピンの諺に「梯子を登った者は、降りねばいけない」
というのがあるのだが、社会的地位も同じことだと思う。

いくら助教授から准教授や教授に出世しても、退職したら、
唯のお爺さんやお婆さんになるんだから、
コセコセ出世の階段を上っても馬鹿らしいなと思う。

今は、「〜先生」とか「〜教授」とか呼ばれるのに虫唾が走るけど、
それに慣れてくるのも、何か大事な物を失いそうで、怖いなぁと思う。

経済的な安定を人生の目的にしても虚しい

もう一つの経済的な安定も、確かにすごく大事なことだけど、
それだけを人生の目的にしても、何か虚しいな〜と最近思う。

私は大学3年生の時から、仕送りは一切なしの貧乏学生生活を8年続けてて、
でも別にその節約生活が苦じゃなかったんだよね。

支出をどれだけ減らせるかのゲームみたいで、楽しかったし、ワクワクした。
基本的には、家賃プラス200〜300ドル(約2〜3万円)の生活だった。

月々の出費の内訳

内訳としては、食費が100ドル以内(60ドルっていうのも多かった)
ガソリン代と車の保険代で100ドル以内
(よく食費よりそっちが高くて、私の車は主人の私よりも良い物を食べてると思ってた)

あとは友達と時々レストランに行ったりする交際費や雑費が100ドル以内
って感じだった。

就職してからは、忙しくて自炊より外食が増えたから、食費は増えたけど、
逆に車に乗らずにガソリン代は減ったから、就職して4年経っても、
やっぱり月々の出費は、家賃プラス200〜300ドル(約2〜3万円)で変わらない。

家賃も大学院の時に住んでた寮よりも、
就職してから住んでるアパートの方が少しだけ安い。

別に節約する理由がなくなっても、月々の出費が変わらないというのは、
結局この生活スタイルが自分に合ってるんだと思う。

老後の資金だけ増え続けている

就職して4年で、老後の資金だけ増え続けているのを横目で見て、
せっかく一人で自由に生きてるのに、なんかこういう生き方は、
阿呆らしいなという気になってきた。

このまま60歳まで勤めて、老後の資金が一億円とかになって、
90歳まで生きるとしても、月々の生活費は一億円の利息で賄えて、

死んだ時に丸々一億円を残して、慈善団体や教育機関に寄付をするというような
自分の将来を想像して、正直ぞっとした。

時間と健康と犠牲にお金をもらう

そんな人生を歩むくらいなら、仕事を辞めて好きなことをしたい。
しかも就職してから外食が増えて、不健康になったのがすごい嫌だ。
自分の好きなことをする時間と健康と犠牲にして、お金をもらっているみたいに感じる。

家族がいるんだったら、外で働く人と家事をする人で、
役割分担とかもできるんだろうけど、

一人で生きるなら、自分が餓死しない程度の最低限のお金を稼いで、
残りの時間で自分の好きなことをして、
ストレスを溜めない健康的な生活をした方が幸福感が強い気がする。

30年後はどうなるか分からない

最近そういう気持ちが強くて、
学部時代からずっとお世話になっている母校の大学の先生に相談したら、

「夢想じみたことを言うな!お前はまだ社会の厳しさを知らないヒヨッコだからだ」
とか言われて怒られるかなと思ったら、自分の予想を遥かに超えて、
全面的に賛成されて、すごく驚いた。

「今は大学教授の仕事の方が安定して見えるかもしれないけど、
30年後はどうだか分からない。

今、リスクを取らなかったことを30年後に後悔するかもしれない」って言われて、
確かにそうだなぁと思った。

まとめと本の紹介

というわけで、徒然に思いつくまま長文を書きましたが、
読んで下さって、ありがとうございます。
近いうちに身の回りに色々変化があっても、引き続き宜しくお願いします(笑)

また詳しい書評を書くかもしれませんが、
色々考える中で、参考になった本を紹介しておきます。

大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるか

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