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平面ではなく立体で見よ!レールに沿っても外れても生き方は大差ない

昨日のちょっと恥ずかしい自分語りの記事で少しだけ紹介した、

学部時代からずっとお世話になっている母校の大学の先生の話がすごく良かったので、

もう少しだけ紹介させていただきます。

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平面ではなく立体で見よ!

その方は、ちょうど私よりちょうど一世代ほど年上の方で、日本人だけど、
アメリカで博士号を取得し、カリフォルニアの大学で管理職に着いている方です。

その方に最近、仕事で悩んでいて、転職を考えていると相談したら、
返ってきた言葉が、こちらです。

「日本では特に『こうしなければいけない』というレールがあって、
それを外れた生き方に不安を覚えるかもしれないけど、地球は丸いんだから、
レールに沿って進もうが、レールから外れて進もうが、到着地点は一緒だ。」

「平面ではレールを外れているように見えるかもしれないけど、
『地球は丸い』と思って立体的に見ると、
レールに沿っていようが、外れていようが、たいして変わらない。」

と言ってて、なるほどと思い、すごい納得できた。

コペルニクス的転回

日本で受けてきた教育は「天動説」だったから、
「コペルニクス的転回」みたいに、ちょっと目からウロコな気がする。

でもガリレオ裁判で、当時の中世キリスト教の世界観に合わないからと言って、
地動説は異端として迫害を受けたみたいに、

「レールの上を歩くことが唯一無二の正しい人生だ」
とガチガチに信じ込んでいる人達には反発を受けるかもしれない。

ただ日本でだって高度成長期型の昭和の時代のままのノリに
着いていけない若い世代も多いんだから、
時代は少しずつ天動説から地動説に変わっていくんだろうね。

天動説と地動説

ここで言ってる天動説は、
「地球は平面だからレールの上を走らなければいけない。
そこから外れるのは異端だ」っていう考え方で、

地動説は
「地球は丸いんだから、自分らしい幸せな人生という到着地点
(北極か南極みたいなところ)を目指していけば、
レールに沿っていようが、沿っていなかろうが、たいして変わらない。

レールは前の世代が完成させたんだから、それに沿って進むのも別にいいけど、
時代は変わるから、レールから外れて、自分で新しいレールを築いていく方が、
次の世代の後輩達の道標になる」っていう考え方だと私は解釈している。

カリフォルニアの大学の卒業10周年の集い

そういう風に思えるのもこの前の夏(2015年8月)に、
自分が卒業したカリフォルニアの大学の卒業10周年の集いに
参加できたのも大きい気がする。

日本での数時間だけの「同窓会」とは違い、金曜日の夜から月曜日の朝まで、
3泊4日で学生寮に泊まり込み、結構ゆっくり時間を一緒に過ごすことができた。

日本みたいに「定職に着いていない人」を「ニート」と呼ぶなら、
アメリカの同世代はニートばかりだ。

少人数の全寮制の大学だったので、
かなり濃い4年間を一緒に過ごした級友達だったが、
卒業して10年経って、周りを見渡すと、

みんな割と、のんびり自分のペースで、人生を楽しみながら過ごしている。
日本みたいに、あくせく出世や金儲けに、こせこせしていない所が良い。

自分のペースで人生を楽しみながら生きる

学生自治会の長を務めていた友人は、
ふらりとトルコとパラグアイに旅立って、今は一児の父になっている。

英国のオックスフォード大学で博士号を取得した友人は、スペイン人と結婚して、
旦那の住むスペインから離れたくないからと言って、
Independent Scholar (独立した学者)という名の無職で、新婚生活を楽しんでいる。

そういう友人達の姿に触れると、
自分は卒業して10年間割と脇目もふらずに真っ直ぐな道を進んできたけど、

なんか別に焦る必要はないなぁ〜、
もっとゆっくり自分のペースで生きてもいいかも〜という風に思えてきた。

そんなこんなで、全くもって自己満足的ですが、最近考えていることを纏めてみました。
自分のグタグタ考えていた思いを、こうやって文章にすると癒される気がする。

こんなどうしようもない長文記事を、ここまで読んで下さって、ありがとうございます。

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冒頭で述べた「昨日のちょっと恥ずかしい自分語りの記事」は、こちらです(笑)

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