10人に1人が感じる「生きづらさの正体」が理解できる、おすすめ本
この前から「人生いろいろ模索中です」みたいな記事を沢山書いているのですが、
そういう風に思い始めた一番のきっかけは、
今年の一月にアスペルガーの診断を受けたからなんですね。
父とアスペルガー
うちは父が典型的なアスペルガーの人間なのですが、
父自身がそういう風に呼ばれたり診断を受けたりするのが嫌いだったので、
私は「それは本人の自由だろう」と好きにすればいいと思っていました。
私自身も父と似ている気質を感じていたのですが、
世代の違いか、生まれ持っていた物の違いか、父とはやっぱり異なる部分も多くて、
自分がちょっと人とは違っているなと薄々思いながら、
「まあ違うと言い始めたら、人それぞれ皆違うしな〜」とか思っていたんです。
目からウロコな本
しかし、たまたま去年の年末にAmazonのセールか何かで、この本を買って読んでみて、
「やばい、これって自分のことじゃん」と思って、目からウロコな感じでした。
自閉症スペクトラム 10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体 (SB新書)
- 作者: 本田秀夫
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2013/03/19
- メディア: 新書
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この本は表紙も暗い色だし、「自閉症」って名前がタイトルに入っているので、
ちょっと敷居が高く感じる人も多いかもしれませんが、内容はめちゃくちゃ良いです。
まず著者の本田秀夫さん自身が「僕も日常生活に障害がないけど
自閉症スペクトラムの一人です」と書かれているように、
この本には生きづらさを感じている人に対する愛が溢れている。
うまく育っていると、明るい性格
特にこの一節はなるほどと思いました。
「自閉症 スペクトラム の 人 が うまく 成長 する と、
「 ○ ○ 博士」「 職人気質」「 個性的 だ けど、 なぜ か 憎め ない」 などと
言わ れる よう な キャラクター に 育ち ます。
「 自閉」 という 言葉 は ネクラ な 感じ が し ます が、
自閉症 スペクトラム の 人 は、 うまく 育っ て いる と
だいたい 明るい 性格 です。」
なるほど〜うちの父とかも、よく大きな声で笑って、
子供みたいに無邪気な所があるもんな〜
平和と安定を好み、素直で真面目な人
この一節もすごく腑に落ちた。
「非 障害 自閉症 スペクトラム の 人 たち は、
周囲 の 人 たち に ちょっと 理解 が あれ ば、
とても 充実 し た 職業 生活 や 家庭 生活 を 送る こと が でき ます。
基本 的 には 平和 と 安定 を 好み、 素直 で 真面目 な 人 たち です。」
フムフム、なんだか身近にいそうな人達じゃないですか?
専門家の診断を受けてみる
発達障害の本を読んで、
「自分もそうかもしれない」と自己診断する方も多いと思いますが、
私はせっかく心理学が発展しているアメリカに住んでいるんだから、
専門家の診断を受けてみようと
冬休みで時間があったので、物は試しとばかり行ってまいりました。
長くなったので、この話は次の記事に回します。