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タゴールの詩に学ぶ!世界が美しい理由は母と子供だけが知っている?

どうも、Glocal Lifeです。

今回の記事では、世界が美しい理由について考えてみたいと思います。

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「子供を愛するお母さん」の見る世界

以前の記事で、同じ景色でも、

人によって見えるものは違うと思うと書いたが、

「世界がきっとキラキラ光ってるんだろうなぁ〜」思う人の一人は、

「子供を愛するお母さん」じゃないかと、私は個人的に思います。


昔、恩師が紹介してくれたタゴールのこの詩が好きです。

お母さんが小さな子供に対して語りかける詩です。

世界がこんなに美しい理由

この詩を読んで、世界がこんなに美しい理由は、

きっとこれから生きる子供たちのためなんだなって思いました。


私は自分が子供を欲しいとは思わないけど、

私の大事な人たちが存在するこの世界を、

もっと素晴らしい世界にして、次の世代に渡すために、

私は私なりに自分の立場で、

友達の子供や近所の子供達、そして世界中の子供達を、

自分なりに慈しんで、応援していきたいなって思ってます。

タゴールの「ギタンジャリ」

前置きが長くなりましたが、タゴールの詩はこちらです。

「おまえに きれいな色のおもちゃをもってくるとき ねえ坊や

そのときわたしは わかります

どうして 雲や水には色のあそびがあり

なぜ花は きれいな色に そめられているのか

ねえ坊や おまえにきれいな色の おもちゃをもってくるとき。


歌をうたって おまえをおどらせるとき そのときほんとに わかります

どうして木の葉に音楽があり どうして波は 大地のむねに

さざめく合唱を送るのか

歌をうたって おまえをおどらせるとき


おまえの何かほしがるお手々に 甘いものをあげるとき そのときわかります

どうして花の芯に蜜があり どうしてくだものは

こっそりと甘い汁をかくしているのか

おまえの 何かほしがるお手々に 甘いものをあげるとき。


おまえの かおに口づけして にっこりさせるとき ねえ坊や

なんと朝の光の中に よろこびが 空からながれて来

また夏のそよ風は 何と喜びを わたしのからだに もってくるのか――

ほんとに そのときわかります――おまえを にこにこさせようと

わたしが口づけするときに。」

タゴールの詩のリンクはこちらです。

長文の詩ですが、これの62番です。

タゴール詩集/ギタンジャリ…神への捧げ歌

タゴールについて

イギリス植民地時代に育ったタゴールは、

自分の詩を英語で書きました。


英語の原文も、以下に紹介しておきました。

分かりやすい英語で書かれているので、おすすめです。


ちなみに、タゴールは、

アジア人で初にノーベル文学賞を受賞した人です。


日本語訳では「坊や」と訳されていますが、

原文を読むと「my child」となっているので、

男の子でも、女の子でも、養子でも、

「自分の子供」に対して語りかけた詩です。

英語の原詩

再び前置きが長くなりましたが、英語の原文はこちらです。

When I bring to you coloured toys, my child, I understand why there is such a play of colours on clouds, on water, and why flowers are painted in tints---when I give coloured toys to you, my child.

When I sing to make you dance I truly now why there is music in leaves, and why waves send their chorus of voices to the heart of the listening earth---when I sing to make you dance.

When I bring sweet things to your greedy hands I know why there is honey in the cup of the flowers and why fruits are secretly filled with sweet juice---when I bring sweet things to your greedy hands.

When I kiss your face to make you smile, my darling, I surely understand what pleasure streams from the sky in morning light, and what delight that is that is which the summer breeze brings to my body---when I kiss you to make you smile.

英語の原文は、こちらのサイトからお借りしました。

Gitanjali by Rabindranath Tagore

まとめ

という訳で、今回の記事では、

世界が美しい理由について考えてみました。


私には時には色あせて見えるこの世界でも、

この詩のお母さんから見たら、

すごいキラキラ輝いているだろうなぁ〜と思います。


くだらないことが多い私の世界に

絶望しそうになったら、

この詩を思い出すようにすると、

もう少し純粋な気持ちが取り戻せる気がします(笑)


多様な意見の一つとして、

少しでも皆様のご参考になれば嬉しいです。

これからもGlocal Lifeをよろしくお願いします。

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