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働かないアリに意義がある!生産性の視点が見落とす無形財産の重要性

どうも、Glocal Lifeです。

今回の記事では、生産性の議論に感じる違和感を考えてみます。

働かないアリに意義がある (中経の文庫)

働かないアリに意義がある (中経の文庫)

「生産性」の議論

最近のちきりんさんの著作では、

「生産性」というのがテーマみたいですね。


一見ゆるそうに見えるこの新刊も、

結論としては、

「自分の時間を取り戻すには、生産性をあげるのが大事」

ということらしいです。

自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方


または、巷では「ちきりんさんの正体」と噂されるこの方は、

そのままのタイトルで「生産性」についての本を出版されています。

生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

ちきりんさんみたいに、ビジネスの第一線で長年働いていた方は、

生産性が低さに気がついてもいない日本の企業文化は、

大変愚かしく思うのだろうし、腹立たしいのだと思う。

「働きアリ」タイプの人間

私はちきりんさん自体は、わりと好きなんだけど、

最近の生産性についての話は、どうも好きになれない。


それがどうしてなのかを考えていたら、

あの人は「ゆるく考えよう」とは言いつつ、

ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法

ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法

働きアリか怠けアリかと言ったら、

明らかに働きアリのタイプなんだと思う。


ただ別に怠けアリに対して、偏見も持っていないのは、

人間として、素晴らしい所だと思う。

「働きアリ」か「怠けアリ」の研究

私が「働きアリ」か「怠けアリ」という時は、

こちらの研究の成果に基づいている。

働かないアリに意義がある (中経の文庫)

働かないアリに意義がある (中経の文庫)

この研究の一番大切なポイントは、

「働きアリ」か「怠けアリ」かと言っても、

相対的なものということだ。


それは、ある集団における

「労働に対する反応閾値(腰の軽さ)」の違いでしかないからだ。

周りの人間との相対的な違い

私はアメリカでは自分は特別怠け者だとは感じないんだけど、

日本ではみんな働き者ですごいなと思う。


日本に帰ったら、

私は明らかに2割の怠けアリのタイプだろう。


「私」という存在は変わらなくても、

周りの人間との相対的な違いで、


アメリカでは「働きアリ」で、

日本では「怠けアリ」になるのだ。

怠け者はシェアハウスがおすすめ?

私がphaさんの本を読むのが好きなのは

「労働に対する反応閾値(腰の軽さ)」が

自分と同程度だと感じるからだ。


ちきりんさんの最近の本は、

私には少し働き者すぎて息苦しい。


大原扁理さんも素敵だけど、

私はあんなに家事を頑張れないタイプだな。


そんな私が生きるには、

シェアハウスが最適じゃないかと思う。

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有形財産と無形財産

「ライフ・シフト」を読んで、現在私が投資すべきなのは、

お金や家などの有形財産じゃなくて、

人間関係や心身の健康などの無形財産なんだと理解した。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

もともとミニマリストの私は有形財産は、ほとんど必要ない。

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しかし「労働に対する反応閾値(腰の軽さ)」が低い私は、

phaさんみたいな知り合い同士のネットワークが生きていくのに不可欠だ。

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人間関係の構築

私の残りの30代に投資すべきなのは、

お金や家などの有形財産ではなく

「怠け者でも何とか生きていける、

知り合い同士のネットワークの構築」なんだろうな。


そういう人との繋がりさえあれば、

お金はそんなになくても生きていける気がする。


逆に今の生活みたいに、キャリアとお金はあっても、

そういう無形財産がないと、あんまり幸せに感じないかもしれない。

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自分らしい生き方

究極的には、それぞれ一人一人が

「自分らしい生き方」を選択するしかないんだろうな。


何かを選ぶことは何かを諦めることであり、

生き方と働き方を主体的に選ぶのが大切だ。


そして自分が楽に生きられる場所を探すのが大事だと思う。

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勝負したら勝ちやすい場所

自分が自分らしく、息がつまることなく楽に生きられる場所というのは、

自分が勝負したら勝ちやすい場所でもあるんじゃないだろうか?


自分の生産性が最も高められる場所と言い換えてもいい。


そういう場所を探すのが大事で、

それがその人の「居場所」ということなんじゃないだろうか?

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2つの必須知識

自分が自分らしく生きられる場所を探すのには、2つのことが必要だ。


①まず自分がどういう人間なのかを知らなくてはいけない。


②次に自分が生きている世界には、

どんな選択肢があるかを学ぶ必要がある。


その2つがそろって初めて、

自分と相性のいい場所を探せるのではないだろうか?


今の日本には、その両方のサポートが足りていないと思う。

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まとめ

という訳で、今回の記事では、

生産性の議論に感じる違和感について考えてみました。


結論としては、以下の3点です。

1)働き者か怠け者かは、相対的なもので、

周りの環境次第で変わる。


2)健康や人間関係などの無形財産は、

お金や家などの有形財産と同じくらい重要だ。


3)自分自身を知り、多様な選択肢を学ぶことが、

自分らしく生きるために欠かせない。

多様な意見の一つとして、

少しでも皆様のご参考になれば嬉しいです。

これからもGlocal Lifeをよろしくお願いします。

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