知ったら得する?皆でブログを楽しむために理想的な3つのマナー
ブログは「好きなことを好きなように書く」のが醍醐味だが、
せっかくだから、皆がブログを楽しめるための
最低限のマナーが共有できたら、理想的だなと思う。
(正直、現実的には難しいと思うが…(^_^; )
細かいことは、いろいろあるだろうが、
私の考えるブログへの最低限のマナーは、以下の3つだ。
多様な考え方の一つとして、異論は認める
私の考える「皆でブログを楽しむために理想的な3つのマナー」は、
現在のブログ界の慣習とは、異なる部分も多いだろうから、異論は大いに認める。
今回の記事では、自由なブログでの「マナーの押し付け」ではなく、
単なる「多様な考え方の一つ」として、私個人の考えを紹介しておきたい。
1. ブログ作者への個人攻撃はNG
以前の記事で詳しく書いたが、私は比較文学を専門とする学者として、
学術論文でも、趣味で書いてるブログでも、自分の書いた文章の全てに対して、
「私が書き終えて公開した時点で、
その文章は、私の手元を離れて、独立した存在となる」と考えている。
これは、私が勝手に言っているのではなく、
1960年代ごろに、フランスの哲学者のロラン・バルトが
「作者の死」と名付けて提唱してから、主流になった概念で、
欧米の文芸批評の世界では、基本的すぎて当たり前なことだ。
手っ取り早く言うと、
「書かれた文章について論じる時に、その文章に関してだけを論じて
作者については一切言及するな」ということです。
なので、実際には作者が生きていたとしても、その文章の中では、
作者は「存在しない=死んでいる者」として扱え、という意味です。
よほど個人的なことを書いたのではない限り、
書かれた文章を元に、その作者の人格を攻撃するのは、
論理的に考えても、飛躍が大きくて、非常識だ。
2. 他の記事を一切読まない攻撃はNG
百歩譲って、そのブログの作者に何か言いたいのだとしても、
ブログの他の記事を一切読まないで、
作者の人格に対して好き勝手言うのは、褒められた態度ではないだろう。
「マナー1」に述べたように、そもそも文章と作者は離して考えるべきだが、
どうしても、そのブログの作者の人格全般に関するコメントを述べたいのなら、
せめてブログの他の記事を読んで、その作者の考え方の傾向性を
事前調査してからコメントするのが、最低限の礼儀であろう。
「そんな面倒なことをする時間はない」と思う人は、
そもそも最初から、書かれている文章のみに集中してコメントし、
その背後にいる作者に対しては、言及を控えれば良いのだ。
「何で、そんなことに気を使わなければいけないのだ?」
「俺・私は、好きなことを好きなように吐き出したいだけだ」
と思う方も多いかもしれないが、
私はインターネットは、全世界に開かれた「公共の場」だと思っている。
いくら匿名であっても、自分自身で責任を持てる言葉でないと、
「公共の場」で吐くべきではないと思う。
その代わり、家族や友人などの「私的な場」では、
「好きなことを好きなように」話せば良いと思う。
3. 人を傷つけて、笑いを取るのはNG
私は基本的には「日本の常識は、世界の非常識」というように、
日本と世界を二項対立させる考え方には反対だが、
日本のメディアでの「笑いをとる」ための様式美の慣習に関しては、
「日本の常識は、世界の非常識」という言葉に、全面的に賛同する。
「人を傷つけて、笑いを取る」という日本のメディアでは当たり前の慣習も、
世界の中では大変に非常識だ。
これは、日本の人権意識の遅れを、序実に物語っていると思う。
興味がある方は、こちらの記事が面白かったです。
まとめ
という訳で、「皆でブログを楽しむために理想的な3つのマナー」について、
つらつらと語ったが、正直、現実的には難しいと思っている(笑)
また、今回の炎上疑惑の記事に関しては、
私個人も配慮に欠けた表現があったのは、全面的に認める。
長くなってしまったので、それに関しては次回の記事で語ります。