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脳は違いを見つける方が簡単?他人との共通点を探すのには知性が必要

どうも、Glocal Lifeです。

今回の記事では、多様性の尊重に不可欠な資質について考えてみます。

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人との違いを見つける方が簡単

人間の脳というのは、

自分と他人の違いを見つける方が簡単で、

自分と他人との共通点を見つける方が

難しくできているらしい。


自分と違う人にすぐに文句をつけたがる人は、

簡単で楽な脳の使い方しかしていないと言うこともできる。


逆に相手に敬意をもって、共通点を探して、

協調していくためには知性が必要だ。

グローバル時代に不可欠な資質

ちなみに「脳は違いを見つける方が簡単」というのは、

原始的な動物だった時に

「普段と違う=危険な兆候」を見つけるのに

特化していたからだという。


文明化された人間だったら、

もう少し深い脳の使い方をしたいものだ。


自分とは異なる相手と、

共通点を探し出して、協調していくのが、

グローバル時代に不可欠な資質だと思う。

「異なる他者を尊重する」アメリカ

ちなみに、アメリカでは

「異なる他者を尊重する」ということが、

徹底的に叩き込まれるが、


「自分の主張を堂々と述べる」ことに重点を置くばかりに、

「他者の主張を注意深く理解する」という力は弱いように思う。

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「アクティブラーニング」の問題

どうやら、その問題は、

最近アメリカで人気の

「アクティブラーニング」一辺倒の教育方針のせいでもあるらしい。


この記事で語られている、この部分は、

まさに私がアメリカの教育の中で、

足りていないと感じてた箇所だ。

「自分の意見を持つことよりも、

まず、そこに書かれた他者の意見を

理解することが先ではないのか。


そのためには、

沈思黙考の中での知的なアクティブさこそが、

求められるのである」

mine.place

沈思黙考の中での知的なアクティブさ

「沈思黙考は本来アクティブなのだ。

精神活動としては。」

という箇所にもあるように、


アメリカは、外向型の文化のせいか、

沈思黙考の中での知的なアクティブさが軽視されていると思う。


New Group Thinkingとも呼ばれている

この新しい教育方針も問題は、

この本の中でも詳しく論じられている。

内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力

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ちなみに、こちらが廉価な文庫本バージョンです。

内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える (講談社+α文庫)

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まとめ

という訳で、今回の記事では、

多様性の尊重に不可欠な資質について考えてみました。


結論としては、以下の3点です。

1)人間の脳というのは、

自分と他人の違いを見つける方が簡単で、

自分と他人の共通点を見つける方が

難しくできているらしい。


2)自分とは異なる相手と、

共通点を探し出して、協調していくのが、

グローバル時代に不可欠な資質だと思う。


3)そのためには、

他者の主張を注意深く理解するための

沈思黙考の中での知的なアクティブさが求められる。

多様な意見の一つとして、

少しでも皆様のご参考になれば嬉しいです。

これからもGlocal Lifeをよろしくお願いします。

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