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日本女性は"model minority"?男女差別克服のために

どうも、Glocal Lifeです。

今回の記事では、日本の男女差別の現状と

その克服方法について考えてみました。

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日本の男女平等度は111位

今更な話だが、日本社会の男女差別の現状は、

世界的に見て、悲惨極まりない。


世界各国の男女平等の度合いを指数化した

「ジェンダー・ギャップ指数」で、

日本の順位は、調査対象144カ国のうち111位だった。

www.nikkei.com

改善されない現状

これは先進国として、ダントツに低い数字で、

日本よりも遥かに遅れているように感じる

エチオピアやネパールよりも低い順位です。

ecodb.net

そして2016年度の「過去最低」としての順位は、

日本の男女差別の現状が、

全然改善されていないことを示しています。

yorozu-do.com

時代遅れの政治家たち

つい最近もこんな記事を見つけた。

www.huffingtonpost.jp

自民党を始めとした

日本の政治家の意識が時代遅れすぎて、

開いた口が塞がらない。


こういう政治家が国を動かしてるから、

そりゃ日本は衰退するのが

当然の帰結だよなという気がしてくる。


こんな基本的なことも理解できないなんて、

本当に馬鹿じゃないかと思う。

「model minority」としての日本女性

私は日本女性を見てると、

「model minority」という言葉をよく思い出す。


皮肉な意味での「模範的な」マイノリティーという意味だ。


差別があっても、社会構造に抗議するよりも、

自分の努力が足りないせいだと、

自分を責めるタイプなので、

権力者にとっては従順で都合がいい 。

立派だが、社会を変えない

「model minority」とは、

社会で力を持っている多数派に対しては反抗せずに、

少数派に追いやられている現状を受け入れて、

その中で努力をしようとする人間だ。


個人としては立派だが、社会変革を起こせずに、

負の遺産を次の世代に押し付ける 。

セクハラを蔓延させている温床

「セクハラを蔓延させている温床」として、

この記事で論じられている箇所を、

深く心に留めるべきだろう。

「男の言動に目くじらを立てず、

受け流してこそいい女」という詭弁を、


男性も女性も「大人の常識」として

無意識に受け入れてしまっている空気こそが、


女性に対するセクハラを蔓延させている温床なのです。

www.asahi.com

自己主張できるのが「いい女」

アメリカ人の女性は、日本女性と正反対だ。


男性の言動に、目くじらを立てて、

いちいち騒ぎ立てる。


受け流したりなんて、絶対にしない。


「男性相手に自己主張できない女性」は、

アメリカ人の観点では

「いい女」とはかけ離れているからだ。

「空気を読む」日本女性

アメリカ女性は、わりと我が儘放題だが、

日本女性は男性の顔色を伺って、

空気を読むような人が多いと感じる。


そういう女性じゃないと受け入れてもらえない

社会構造のせいでもあると思うが、

そうするといつまで経っても日本の女性の権利の問題は進まない。

権利とは勝ち取るもの

権利とは誰かから与えられるものではなく、

自ら立ち上がって勝ち取るものだから、


日本女性が声をあげない限りは、

日本の男権社会構造は変わらないだろうと思う。


上野千鶴子さんとかは頑張ってらっしゃるが、

彼女の次の世代は誰がいるんだろう?

日本女性のジレンマ

このツイートは、

現代日本の女性の直面しているジレンマを

簡潔に表現している気がする。


罪悪感を感じて働く女性

今の日本では、

働いている女性も、専業主婦の女性も、


それぞれ精一杯に頑張っているのに、

なんだか何処か居心地が悪そうで、


自分が選ばなかった選択に対して、

罪悪感を感じているように見える。

男性も苦しめる男女差別

私は日本の男女差別の現状は、

女性だけでなく、男性も苦しめていると思う。


女性に型にはまった「女らしさ」を要求する社会は、

返し刀で、男性にも「男らしさ」を要求するので、

そこに生き辛さを感じている男性も、

実は多いのではないだろうか?


すべての人が、もっと自分らしく

伸び伸びと自由に生きれる社会になればよいと願うが、

道のりは、まだまだ遠そうである。

まとめ

という訳で、今回の記事では、

日本の男女差別の現状と

その克服方法を考えてみました。


結論としては、以下の3点です。

1)多くの日本女性の現状は、

典型的な「model minority」と言える。


差別があっても、社会構造に抗議するよりも、

自分の努力が足りないせいだと思っている。



2)「空気を読む」ことを強要し、

自己主張を許さない文化が、

男女差別を蔓延させている温床である。



3)権利とは誰かから与えられるものではなく、

自ら立ち上がって勝ち取るものだ。


日本女性が声をあげない限りは、

日本の男権社会構造は変わらないだろう。

多様な意見の一つとして、

少しでも皆様のご参考になれば嬉しいです。

これからもGlocal Lifeをよろしくお願いします。

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