これからのネットでは「つながり過ぎないこと」が重要になる
どうも、Glocal Lifeです。
人との繋がりは大切ですが、
繋がりすぎるのもいろいろ面倒ですよね?
- 作者: 尾原和啓
- 出版社/メーカー: PLANETS
- 発売日: 2015/06/09
- メディア: Kindle版
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IT企業はなぜ世界を変えるのか?
この本もKindle読み放題で読了しました。
- 作者: 尾原和啓
- 出版社/メーカー: PLANETS
- 発売日: 2015/06/09
- メディア: Kindle版
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尾原さんの本は「ITビジネスの原理」も以前読んだことがあり、
結構好きでした。
- 作者: 尾原和啓
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2014/01/30
- メディア: Kindle版
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私と考え方が似ている部分が多いので、
共感できる点が多かったです。
ただ一点だけ意見が異なるのは、私は尾原さんほど、
日本型プラットフォームに楽天的になれないことだ。
ネットで「繋がりすぎないこと」が重要
インターネットの黎明期を過ぎて、
これからのネットでは「繋がること」と同じぐらい
「繋がりすぎないこと」が重要になってくると思う。
ミクシィの衰退は、
あしあと機能などで「繋がりすぎ」を
ユーザーは負担に思った部分もあるんじゃないだろうか?
今回の尾原さんの本は、
そこの部分が少し見落とされている気がする。
人間は「つながり」を持てるのは150人まで?
人間は「つながり」を持てるのは
150人までという説がある(ダンバー数)
いくらインターネットが発達しても、
人間の脳が進化するには時間がかかる。
最近はFacebookでも、
投稿宛をグループ分けしたサービスが人気のように、
「繋がりすぎないこと」が
ネットのリテラシーで重要になってくると思う。
phaさんの「しないことリスト」という本では、
「しないこと」の一つとして、
「繋がりすぎないこと」を挙げていました。
- 作者: pha
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2015/12/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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とても良い本だったので、おすすめです。
この本の感想は、こちらの過去記事で書いています。
「コミュニケーション消費」も有限か?
ダンバー数を考えると
「コミュニケーション消費」に関して、
尾原さんほど楽観的になれない。
ネット上のプラットフォームを
アメリカの多国籍企業に握られている現状で、
正直日本勢の巻き返しが可能だとも思えない。
成功した日本男性に特有の「日本人のプライド」が
垣間見えるだけで、論理的根拠に乏しいと思う。
米国の多国籍企業の分析は正確で分かりやすい
ただ尾原さんのアメリカの多国籍企業(グーグルやアップル)の分析は、
かなり正確で分かりやすいと思う。
あくまでも尾原さんの個人的な見解という注意は大切だが、
それを抜きにしても、
一読する価値は十分にある良書なので、オススメです。
ちなみに「繋がりすぎないこと」という面で、
尾原さんに「シンクル」というサービスを
紹介していただきました。
シンクルを是非使ってみてください!
— 尾原和啓/NHKマイあさラジオ出演中 (@kazobara) 2016年8月29日
繋がりすぎず、でも好きが共鳴できる場をめざしてますhttps://t.co/gcYvVfVJqL
RT @glocal_life: インターネットの黎明期を過ぎて、これからのネットでは「繋がること」と同じぐらい「繋がりすぎないこと」が重要に
まとめ
という訳で、今回の記事では、
「繋がりすぎない」ことについて考えてみました。
結論としては、以下の3点です。
1)インターネットの黎明期を過ぎて、
これからのネットでは「繋がること」と同じぐらい
「繋がりすぎないこと」が重要になってくると思う。
2)これからのネットのあり方に興味がある人には、
尾原さんの本は、一読する価値のある良書だと思う。
3)ただ一点だけ意見が異なるのは、私は尾原さんほど、
日本型プラットフォームに楽天的になれないことだ。
多様な意見の一つとして、
少しでも皆様のご参考になれば嬉しいです。
これからもGlocal Lifeをよろしくお願いします。
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