日本紹介は集団エゴの延長?欧米に対する劣等感の裏返しの媚を感じる
どうも、Glocal Lifeです。
今回の記事では「日本を紹介する」プログラムに感じる違和感を
考えてみたいと思います。
外交官に全く魅力を感じない
アメリカの大学教授なんていう仕事をしていると、
アメリカにいる日本の外交官の人に会う機会が結構あるが、
正直、人間としても、職業としても、全く魅力を感じない。
日本の国外に出てまで、日本の国益を第一に考えて行動するなんて、
自分には向いていないと思う。
あと自分が日本を代表しているという感覚も苦手だ。
「自分=日本」になるなんて、まっぴらごめんだと思う。
外交官が主催するイベントも好きじゃない
あと、仕事の付き合いで、
半ば強制的に参加させられることも多いが、
日本の外交官が主催するようなイベントも好きじゃない。
以前「歩こうアメリカ、語ろうニッポン」とかいう内閣府のプロジェクトに、
付き合いで参加させられて、すごい疲れた。
歩こうアメリカ、語ろうニッポン(Walk in U.S., Talk on Japan)
「日本紹介」は集団のエゴの延長?
「日本を紹介する」というプログラムは、
どうも集団のエゴの延長の気がして、居心地が悪い。
しかも、アフリカとか中東とか日本に縁が薄い国でやればいいのに、
アメリカ相手に、これ以上日本を紹介して何がしたいんだかって気になってくる。
アメリカに関する媚を感じて、あまり楽しく感じられなかった。
欧米相手に押し付ける日本紹介
そんなことをTwitterでつぶやいていたら、
こんなコメントをいただいた。
@glocal_life 謙遜したり自己主張が苦手なはずなのに、アメリカやヨーロッパを相手に日本を紹介する立場だと途端にせきを切ったように押し付けるようになるのは何故なんでしょうか。クールジャパンとかいう命名もどうかと思いました。
— Mrs G (@realoclife) 2016年10月25日
欧米に対する劣等感の裏返し
これは私個人の意見だが、
「アメリカやヨーロッパを相手に日本を紹介する立場だと
途端にせきを切ったように押し付けるようになる」のは、
欧米に対する劣等感の裏返しだと思う。
自分のコンプレックスを覆い隠すために、
必要以上に饒舌になる不自然さを感じる。
クールジャパンの命名
ちなみに、去年私が卒業論文を指導した学生のテーマが、
クールジャパンだったので、
私自身も少し調べてみたが、
クールジャパンという命名も、
もともとはアメリカの外交官が何気なく使った言葉を
引用しているだけだ。
私は国際交流は大事だと思うが、
日本はもっとアジア・アフリカ・中南米などの
欧米以外の国に目を向けるべきだと思う。
まとめ
という訳で、今回の記事では、
「日本を紹介する」プログラムに感じる違和感を考えてみました。
結論としては、以下の3点です。
1)「日本を紹介する」というプログラムは、
集団のエゴの延長の気がして、居心地が悪い。
2)欧米に対する劣等感の裏返しの媚を強く感じる。
3)国際交流は大事だと思うが、
日本はもっとアジア・アフリカ・中南米などの
欧米以外の国に目を向けるべきだと思う。
多様な意見の一つとして、
少しでも皆様のご参考になれば嬉しいです。
これからもGlocal Lifeをよろしくお願いします。