面倒な議論は避けた方がいい?議論か対話かの見極め方
どうも、Glocal Lifeです。
今回の記事では、議論か対話かの見極め方について
考えてみたいと思います。
引用ツイートが難しい
今回の記事を書くきっかけになったツイートは、こちらです。
引用ツイートの使い方が難しい。見知らぬ他人に引用ツイートしても、どんなコメントがその人の気に触るかが分からないので、基本的にはしない方が無難かも。どうしてもしたい場合は、共感や同意を全面にして、異なる意見は別のツイートで流すのがいいかな?面倒な議論に発展するのが嫌な場合の話です。
— Glocal Life (@glocal_life) 2016年8月27日
面倒な議論は避ける
私なら面倒な議論に発展するのを、できるだけ避ける。
なぜなら人は議論によって、
自分の意見を変えることは、ほとんどないからだ。
そうなると「どちらが正しいか」を論じる
パワーゲームに落ちてしまうことが多い。
そしてほとんどの場合は「どちらが正しいか」なんて
個人の価値観の問題なので、正解は存在しない。
正解なんて無数にある
多くの日本人が「どちらが正しいか」の議論に固執する背景には
「正解は一つしかないはずだ」という
歪んだ学校教育の影響がある気がする。
「正解なんて無数にある」という風に思って生きた方が、
楽に生きられると私は思う。
平行線の議論の不毛さ
「正しさ」とは主観的なものだ。
議論で相手の意見が変わることは、ほとんどないので、
いつまで話しても平行線になるばかりだろう。
その不毛さは、貧乳好きと巨乳好きの論争を思い出す。
その論争に勝つことは不可能だし、
人それぞれ多種多様な趣味趣向があるように、
人生の正解なんて人の数だけある。
議論か対話かの見極め方
自分の意見を発表するのは、価値あることだと思う。
ただ自分とは異なる意見の人と論争に発展しても、
ほとんどの場合、議論は平行線を辿るだけの時間の無駄だと思う。
私なら議論なのか対話なのかを見極めて、
議論だったらすぐさま降りる。
その見極め方は、
どちらが正しいかと証明しようとしているか否かだ。
対話が議論と異なる点
対話が議論と異なる点は、相手の意見を注意深く聞いて、
なるべく共感できる点に焦点を当てようとすることだと思う。
地球上に同じ人間は存在しないのだから、
全ての人の意見は自分と違っていて当たり前だ。
違いを前提とした上で、
共通基盤を探すプロセスが対話だと、私は思っている。
「日本人 vs. 外国人」の危険性
日本人が面倒なのは、
同じ日本人相手には「私達は同じなはず」と押し付けるし、
外国人相手には「私達は違うので分かり合えない」と切り捨てる。
本当は日本人でも価値観の違う人は分かり合えないし、
外国人でも似ているタイプは割と簡単に打ち解けられる。
日本人と外国人の二分法的考え方は、あまり意味がない。
「日本 vs. 海外」の二分法は危険で、
各国の多様性を見落とす可能性が高い考え方だなぁ〜と思って
書いた過去記事は、こちらです。
違いを前提に語れるか?
「日本 vs. 海外」の二分法の危険性については、
酒井直樹のhomolingual addressとheterolingual addressの考え方が
一番分かりやすいと思う。
日本思想という問題――翻訳と主体 (岩波人文書セレクション)
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要は同じ言語を話していても
「人はそれぞれ違うんだ」という意識を前提に
話せるかどうかが大事だっていう話です。
アメリカの超一流大学のコーネル大学教授である
酒井直樹による論文は、こちらの記事でも少し紹介しました。
日本では一般にあまり知られていないが、
世界のトップレベルにある知識人だと思う。
日本の知識人なんか目じゃないほど、世界での知名度も高い。
酒井直樹の著作
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まとめ
以上、今回の記事では、
議論か対話かの見極め方について考えてみました。
多様な意見の一つとして、
少しでも皆様のご参考になれば嬉しいです。
これからもGlocal Lifeをよろしくお願いします。