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自分が犯罪に巻き込まれてた場合の想像力を養ってみる!名作小説5選

どうも、Glocal Lifeです。

今回の記事では、

自分が何らかの形で犯罪に巻き込まれてた場合の

想像力を養ってみる名作小説5選を紹介します。

加害者の身になって想像する力

私の読んだ本の中では、

加害者の身になって想像する力が一番身につくのは、

19世紀のロシアの文豪・ドフトエフスキーの本じゃないかなと思う。


彼自身も死刑判決を受けて、銃殺刑直前までいき、

その後、4年間シベリアに流刑された経験を持つ。

フョードル・ドストエフスキー - Wikipedia

1. 死の家の記録

そのシベリア流刑の経験を元に書かれた小説が

有名な「死の家の記録」だ。

死の家の記録 (新潮文庫)

死の家の記録 (新潮文庫)


この本で胸を打たれる場面は、

主人公が流刑中に出会うシベリアの庶民の人たちが


流刑者を「犯罪者(罪を犯した人)」ではなく、

「不幸な人」「恵まれない人」「不運な人」と呼んでいたことだ。

自分と犯罪者は大差ない

この場面を読んでから、

今の自分と刑務所にいる人間とは、

そんなに大した差はないのではないかと思うようになった。


自分は生まれてきた環境とかが恵まれて、今の自分でいるけど、

もし不幸な環境に生まれて、不運な出会いが重なったりしたら、

自分も罪を犯して、刑務所に入っていたかもしれないなぁ〜と思う。


「思いやり」とか「謙虚さ」っていうと偽善っぽいけど、

そういう「想像力」って大事なんじゃないかなと思う。

2. カラマーゾフの兄弟

あとは、ドフトエフスキーの思想の集大成と言われる

「カラマーゾフの兄弟」も、私は大好きで何度も読みました。


「父殺し」という大罪をめぐって、

全然タイプの違う3兄弟が向き合っていく過程が

すごく興味深いです。


長編なので、とっつきにくいかもしれませんが、

一生に一度は読んでみて絶対に損はしない

世界文学の最高傑作の一つです。

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)

3.罪と罰

3つ目に紹介するのは、有名な「罪と罰」ですね。

厨二病的に感じるかもしれないあらすじですが、


「罪とは何なのか?」「罰とは何なのか?」

という大きな疑問に対して、鋭い考察が学べる本です。

罪と罰〈上〉 (新潮文庫)

罪と罰〈上〉 (新潮文庫)

現代風にアレンジした漫画

ドストエフスキーの『罪と罰』を

現代風にアレンジした漫画もあるみたいです。

罪と罰 : 1 (アクションコミックス)

罪と罰 : 1 (アクションコミックス)

私は読んだことがないんですが、

レビューを見たら、けっこう良さそうです。

中古で全10巻を524円で買えるみたいです。

4.トルストイ「復活」

4つ目は、ドフトエフスキーと同時代に活躍した

世界的に有名なロシアの巨匠・トルストイの「復活」です。

復活 (上巻) (新潮文庫)

復活 (上巻) (新潮文庫)

こちらも裁判の欺瞞を鋭くえぐっています。

映画版

映画版はこちらです。

トルストイの没後50年を記念して製作された、ソ連屈指の名作で、

1962年ロカルノ国際映画祭批評家連盟賞受賞作品だそうです。

復活 [DVD]

復活 [DVD]

漫画版

漫画版もあるみたいです。

復活 (まんがで読破)

復活 (まんがで読破)

「まんがで読破」シリーズは、こちらもどうぞ。

罪と罰 (まんがで読破)

罪と罰 (まんがで読破)

カラマーゾフの兄弟―まんがで読破

カラマーゾフの兄弟―まんがで読破

5. ユゴー「レミゼラブル」

最後は、何度か紹介しているユゴーのレミゼラブルですね。

レ・ミゼラブル (上) (角川文庫)

レ・ミゼラブル (上) (角川文庫)

  • 作者: ヴィクトル・ユゴー,永山篤一
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/12/18
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詳しくは、以前の記事をご参照ください。

映画版

好評だった英語版はこちら。

漫画版

「まんがで読破」シリーズはこちら。

レ・ミゼラブル (まんがで読破)

レ・ミゼラブル (まんがで読破)

まとめ

以上、今回の記事では、

自分が何らかの形で犯罪に巻き込まれて、

加害者か被害者か目撃者か裁判員になってしまった場合に、

想像力を養ってみる名作小説5選を紹介してみました。


多様な意見の一つとして、少しでもご参考になれば嬉しいです。

これからもGlocal Lifeをよろしくお願いします。

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