自分が犯罪に巻き込まれてた場合の想像力を養ってみる!名作小説5選
どうも、Glocal Lifeです。
今回の記事では、
自分が何らかの形で犯罪に巻き込まれてた場合の
想像力を養ってみる名作小説5選を紹介します。
加害者の身になって想像する力
私の読んだ本の中では、
加害者の身になって想像する力が一番身につくのは、
19世紀のロシアの文豪・ドフトエフスキーの本じゃないかなと思う。
彼自身も死刑判決を受けて、銃殺刑直前までいき、
その後、4年間シベリアに流刑された経験を持つ。
1. 死の家の記録
そのシベリア流刑の経験を元に書かれた小説が
有名な「死の家の記録」だ。
- 作者: ドストエフスキー,工藤精一郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1973/08/01
- メディア: 文庫
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この本で胸を打たれる場面は、
主人公が流刑中に出会うシベリアの庶民の人たちが
流刑者を「犯罪者(罪を犯した人)」ではなく、
「不幸な人」「恵まれない人」「不運な人」と呼んでいたことだ。
自分と犯罪者は大差ない
この場面を読んでから、
今の自分と刑務所にいる人間とは、
そんなに大した差はないのではないかと思うようになった。
自分は生まれてきた環境とかが恵まれて、今の自分でいるけど、
もし不幸な環境に生まれて、不運な出会いが重なったりしたら、
自分も罪を犯して、刑務所に入っていたかもしれないなぁ〜と思う。
「思いやり」とか「謙虚さ」っていうと偽善っぽいけど、
そういう「想像力」って大事なんじゃないかなと思う。
2. カラマーゾフの兄弟
あとは、ドフトエフスキーの思想の集大成と言われる
「カラマーゾフの兄弟」も、私は大好きで何度も読みました。
「父殺し」という大罪をめぐって、
全然タイプの違う3兄弟が向き合っていく過程が
すごく興味深いです。
長編なので、とっつきにくいかもしれませんが、
一生に一度は読んでみて絶対に損はしない
世界文学の最高傑作の一つです。
- 作者: ドストエフスキー,原卓也
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1978/07/20
- メディア: 文庫
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3.罪と罰
3つ目に紹介するのは、有名な「罪と罰」ですね。
厨二病的に感じるかもしれないあらすじですが、
「罪とは何なのか?」「罰とは何なのか?」
という大きな疑問に対して、鋭い考察が学べる本です。
- 作者: ドストエフスキー,工藤精一郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1987/06/09
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現代風にアレンジした漫画
ドストエフスキーの『罪と罰』を
現代風にアレンジした漫画もあるみたいです。
- 作者: 落合尚之
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2012/09/07
- メディア: Kindle版
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私は読んだことがないんですが、
レビューを見たら、けっこう良さそうです。
中古で全10巻を524円で買えるみたいです。
罪と罰 (落合尚之) 全10巻完結セット (アクションコミックス) [マーケットプレイスセット]
- 作者: 落合尚之
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2007/07/03
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4.トルストイ「復活」
4つ目は、ドフトエフスキーと同時代に活躍した
世界的に有名なロシアの巨匠・トルストイの「復活」です。
- 作者: トルストイ,木村浩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/10
- メディア: 文庫
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こちらも裁判の欺瞞を鋭くえぐっています。
映画版
映画版はこちらです。
トルストイの没後50年を記念して製作された、ソ連屈指の名作で、
1962年ロカルノ国際映画祭批評家連盟賞受賞作品だそうです。
- 出版社/メーカー: アイ・ヴィ・シー
- 発売日: 2003/08/25
- メディア: DVD
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漫画版
漫画版もあるみたいです。
- 作者: トルストイ,バラエティアートワークス
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2011/09/30
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「まんがで読破」シリーズは、こちらもどうぞ。
- 作者: ドストエフスキー,バラエティアートワークス
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2007/10/01
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- 作者: ドストエフスキー,バラエティアートワークス
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2008/01/01
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5. ユゴー「レミゼラブル」
最後は、何度か紹介しているユゴーのレミゼラブルですね。
- 作者: ヴィクトル・ユゴー,永山篤一
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
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詳しくは、以前の記事をご参照ください。
映画版
好評だった英語版はこちら。
- 発売日: 2013/11/26
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漫画版
「まんがで読破」シリーズはこちら。
- 作者: ユゴー,バラエティアートワークス
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2009/01/30
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まとめ
以上、今回の記事では、
自分が何らかの形で犯罪に巻き込まれて、
加害者か被害者か目撃者か裁判員になってしまった場合に、
想像力を養ってみる名作小説5選を紹介してみました。
多様な意見の一つとして、少しでもご参考になれば嬉しいです。
これからもGlocal Lifeをよろしくお願いします。