Glocal Life

自分らしさを大切に、世界とゆるく繋がるブログ

グルメへの欲望が原動力?「銀の匙」から考えた地産地消への道のり

どうも、Glocal Lifeです。

漫画「銀の匙」と「百姓貴族」で印象深い場面は、

とにかく、ご飯が美味しそうなところだ。

f:id:kbooks:20160608140423p:plain

美味しい野菜=特別な品種?

都会生まれの主人公である八軒くんが、

農家でアルバイトをしている時に、


もぎたてのトウモロコシが美味しすぎて、

何か特別な品種なのかと聞いたシーンが忘れられない。


「美味しい野菜=特別な品種」という考え方は、

八軒くんだけでなく、都会出身の人間に共通の発想のように思える。

銀の匙 Silver Spoon(1) (少年サンデーコミックス)

銀の匙 Silver Spoon(1) (少年サンデーコミックス)

失われる野菜の旨味

しかし実際は、特別な品種でも何でもなく、

どこにでもあるありふれた品種だった。


都会のスーパーで買うトウモロコシと、

なぜそんなに味が違うのかといえば、ただ一つ。


収穫から時間が経てば経つほど、

野菜の旨味は失われてしまうからだ。

百姓貴族 (1) (ウィングス・コミックス)

百姓貴族 (1) (ウィングス・コミックス)

鮮度が命の野菜

同じような場面が、アスパラガスでもあった。


八軒くん発案のピザパーティーを農業高校で開催していた時も、

農家の家の学生は、採れたてのアスパラガスを持っていくために、

わざわざ遅刻してきた。


アスパラガスも収穫した瞬間から

旨味がドンドン失われてしまうから鮮度が命らしい。

銀の匙 Silver Spoon(2) (少年サンデーコミックス)

銀の匙 Silver Spoon(2) (少年サンデーコミックス)

グルメレストランも色あせる?

このような場面を読むと、

都会の人間がありがたがっているグルメレストランなどは

収穫したての野菜の旨味に比べたら、

そんなに価値がないんじゃないだろうかという気さえしてくる。

www.glocallife.net

地産地消とは?

皆さんは、「地産地消」という考えは、ご存知だろうか?

農林水産省「地産地消推進検討会中間取りまとめ」によると、

「地産地消」とは、

地元で生産されたものを地元で消費する

という意味で言われています。


近年、消費者の農産物に対する安全・安心志向の高まりや

生産者の販売の多様化の取組が進む中で、


消費者と生産者を結び付ける「地産地消」への

期待が高まってきています。

ということらしい。

地産地消とは?

美味しいものを食べたい欲望

私は、地球環境に配慮した、将来の持続可能な社会の形として

「地産地消」という考えに興味があるが、


この漫画を読んでから、

小難しい経済学の流通理論などよりも、


もっと単純に、人間の根源的な欲望である

「もっと美味しいものを食べたい」という気持ちが原動力になって


地産地消の実現を後押しする時代が

来てるんじゃないだろうかという気がしてきた。

www.glocallife.net

まとめ

今回の記事では、漫画「銀の匙」から考えた

「グルメへの欲望」という切り口から、

「地産地消」社会への道のりを展望してみました。

東京から岡山への引っ越し

個人的な話で恐縮ですが、

東京で生まれ育った私の実家が3年半前に岡山に引っ越した時も、

岡山での米・魚・野菜・果物などの美味しさに驚いていました。

www.glocallife.net

都会から地方の時代へ

私は、20世紀が「地方から都会へ」移住する時代だったら、

21世紀は「都会から地方へ」移動する時代になると思っています。

www.glocallife.net

グローカルの視点の重要性

そのような時代だからこそ、

これからますますグローカルの視点が大切になってくることを

確信してやみません。

www.glocallife.net

関連記事

こちらの記事も合わせてどうぞ。

www.glocallife.net
www.glocallife.net