アメリカの哲人・ソローの性欲についての考え方が興味深い
どうも、Glocal Lifeです。
今回の記事では、ソローの性欲についての考え方をご紹介します。
ソローと性欲
以前、人間の性欲について、真面目に考えてみた記事を書いたが、
アメリカの哲人・ソローの性欲についての考え方が興味深いと思った。
「生殖 エネルギー は、
われわれ が 放逸 に 流れ て いる 時 は
われわれ を 放蕩 に 導き、 不浄 に する もの だ が、
禁欲的 で いる 時 は
活力 を 与え て われわれ を 鼓舞 する」
(ソロー「森の生活」)
- 作者: H.D.ソロー,Henry David Thoreau,飯田実
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1995/09/18
- メディア: 文庫
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自分の内から外へ出す
「自分の内から外へ出す」という意味で、
自己実現や自己表現も、
一種の排泄欲の高度に洗練された表れ方じゃないかとも思う。
知識欲も「外部の世界を自分の内部に取り込む」という面で
食欲と似たようなものかもなと思って書いた記事は、こちらです。
節度を持って制御する
性欲とか、獣欲とか、肉欲は、決して消滅できるものではないと思う。
ただ自分を鍛錬することで、節度を持って制御することはできる。
英国詩人のジョン・ダンの言葉が味わい深い。
「自分 の 内 なる 獣 に 相応 の 場所 を 割り当て、
心 の 森 を 拓い て 獣欲 を 制し た 人 は なんと 幸福 で あろ う!」
(英国詩人のジョン・ダン)
知的に怠惰な人間
再びソローの言葉です。
確かに知的に怠惰な人間は、性欲の統御が得意じゃないかもしれないなと思った。
「努力 に 知恵 と 清浄 は 由来 し、
怠惰 に 無知 と 肉欲 は 由来 する。
学究 に あっ ては、 肉欲 とは 精神 の 不活溌 な 習慣 の こと で ある。
不浄 な 人 は 例外 なく 怠惰 な 人 で ある 」
(ソロー「森の生活」)
まとめ
という訳で、今回の記事では、
ソローの性欲についての考え方をご紹介しました
多様な意見の一つとして、
少しでも皆様のご参考になれば嬉しいです。
これからもGlocal Lifeをよろしくお願いします。