あなたが100歳以上生きる確率は50%?3つの衝撃的事実と「ライフシフト」
どうも、Glocal Lifeです。
今回の記事では、世界的ベストセラーの「ライフシフト」から学ぶ
3つの衝撃的な事実について、ご紹介します。
「ライフシフト」と3つの衝撃的事実
世界的ベストセラーの「ライフシフト」の内容に関しては、
前回の記事で、詳しくまとめました。
経済学者と心理学者の共著で、
多くの興味深い統計が紹介されているのですが、
今回の記事では、特に私が衝撃を受けた3つの事実をご紹介します。
以下の大見出しの①〜③をご参照ください。
①半数以上が109歳より長く生きる時代の到来
「ライフシフト」を読んでたら、
2014年に生まれた日本人の子供の半数以上が、
109歳より長く生きるという科学的データを見て驚いた。
ちなみに100年前の人が100歳まで生きた確率は1%以下だそうです。
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100年前の平均寿命
ちなみに今、40代以下の人も半数以上は、95歳以上生きるそうです。
1900年のインドの平均寿命は24歳、アメリカは49歳でした。
そう考えると、この100年の変化は、本当に大きいですね。
私達の親の世代の生き方と、全く違う生き方や働き方、社会のあり方が
求められる時代になってきたのかもしれませんね。
世代間の不平等
今の子供達の人生は、私達の想像以上に長く、
冒険に満ちたものになるのかもしれませんね。
ただ、寿命が長くなれば、
世代間の格差や不平等で苦しむ期間も増えます。
世代間の平等を守ることは、肝に命じるべき点だと思います。
②健康に長く生きるようになる
また「ライフシフト」によると、
「人々 が 単に 長く 生きる だけで なく、
健康 に 長く 生きる よう に なる と 予測 する 研究 者 が 増え て いる の だ。
「 不健康 期間 の 短縮」 が 起こり つつ ある ので ある」のだそうです。
また「ライフシフト」では、こんな統計を紹介してます。
「1984 ~ 2004 年 の 20 年間 で、 85 ~ 89 歳 の アメリカ 人 の うち、
体 が 不自由 とさ れ て いる 人 の 割合 は、 22% から12%に低下 し た。
95 歳 以上 の 人 の 場合 も、 この 割合 は 52% から 31% に 減った」
ある側面から言うと、
「健康格差」が大きくなっているのかもしれませんね。
80歳や90歳になっても、元気で働ける人がいる一方、
若いうちに無理して消耗すると、身体は健康であっても、
働くだけの元気やスキルがない高齢者になるかもしれません。
3 分の2は生活習慣で決まる
加齢 により 脳 の 機能 が 低下 する ペース は、
3 分の2は生活習慣で決まるという研究も紹介しています。
「加齢 により 脳 の 機能 が 低下 する ペース は、
約 3 分の1が遺伝的要因で決まるが、
残り は 生活 習慣 で 決まる。
具体的 には、 日々 の 行動、 コミュニティ との 関わり 方、
人間関係の強さ、 肉体的健康、食事 などが関係してくる」(ライフシフト)
私が日本に帰りたいのも、健康面の理由が大きいかもしれない。
キャリア的にはアメリカの方が良いのだが、
収入よりも健康の方が大事だと感じ始めた。
明らかに、アメリカよりも日本の方が、
食生活を始め健康的な生き方を促進する要素が大きいと思う。
「ライフシフト」によると、
「裕福な地域に住む貧しい人が、長生きする理由について、
そういった地域では健康的な生き方を促進するからではないか、
と研究者たちは考えている」 そうだ。
車社会に関しても、アメリカより日本の方がマシだろう。
ストレスを感じない生活が一番?
こういう統計を見ると、
あまりストレスを感じない生活をするのが、
健康に一番重要なのかなと最近思ったりする。
「長寿の健康法」とかは、
今現在に長生きしている方の生活習慣とかを研究してるけど、
ネットも使わない高齢者と私達の世代では、
働き方も普段の生活の仕方も全く違う気がする。
何より日々感じてるストレスが全然違う。
③老後の貯金は不可能?
「人類史上いまだかってない超高齢化社会が出現することで
「老後は今まで貯めた貯金でゆっくりしよう」という、
これまでのような老後観が不可能になった」というのは以前も論じた。
ストック(貯金)よりもフローが重要になってくる。
現役時代の半分の収入を維持するには…
老後の貯金の不可能性を、
「ライフシフト」では、経済学者の統計を用いて説明している。
1945年生まれの人が65歳で引退するためには、
年収の4%を毎年貯蓄すれば現役時代の50%の生活水準を維持できたが、
1971年生まれの人が同じことをするには年収の18%、
1998年生まれは年収の31%を毎年貯金しなければ、
現役時代の50%の生活水準を維持できない。
賦課方式の年金はネズミ講と同じ?
日本やアメリカを始めとした多くの先進国で採用されている賦課方式の年金は、
システム的には性質の悪いネズミ講と大差ない。
アメリカはまだ人口が増えるから維持できるが、
出生率と高齢化、人口減少に見舞われる日本では、
破綻するのは明らかだ。
積み立て方式の方が、
世代間の不平等をなくせるんだが、
切り替えるには、膨大なコストがかかる。
まとめ
という訳で、今回の記事では、
「ライフシフト」という本から学ぶ
3つの衝撃の事実について、ご紹介しました。
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多様な意見の一つとして、
少しでも皆様のご参考になれば嬉しいです。
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