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人間の思考は、言語に制限されるのか?

どうも、Glocal Lifeです。

今回の記事では、人間の思考と言語の関係性について考えてみました。

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人間の意識と言語

精神学者の斎藤学の本の中で、

他人と適切な境界線を引くのが苦手な人が、

英語で話すようにしたら、

他人と適切な境界線を引くのができるようになったという話があった。

「自分のために生きていける」ということ (だいわ文庫)

「自分のために生きていける」ということ (だいわ文庫)

主語のない日本語

日本語は主語がない文が多いから、自他の境界線が曖昧だ。

主語を省略するという感覚が、英語圏の人間には信じられないらしい。

言語の違いって面白いよね。

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ロゴス中心主義

人間の思考というのは、やはり言語に制限されるのだろうか?


デリダがロゴス中心主義として批評してたが、

聖書の創世記で「始めに言葉ありき」とあったように、

西洋圏の人間は言語への依存度が高い。

エクリチュールと差異 (叢書・ウニベルシタス)

エクリチュールと差異 (叢書・ウニベルシタス)

龍樹の「空」の理論

それに比べて、龍樹の「空」の理論などは、

言語に制限されない思想を求めた試みとして興味深いと思う。

龍樹 (講談社学術文庫)

龍樹 (講談社学術文庫)

まとめ

という訳で、今回の記事では、

人間の思考と言語の関係性について考えてみました。


多様な意見の一つとして、

少しでも皆様のご参考になれば嬉しいです。

これからもGlocal Lifeをよろしくお願いします。

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