ミニマリストのすすめ!幸福を感じるために不可欠な3つのステップ
どうも、Glocal Lifeです。
今回の記事では、ミニマリストと
幸福を感じるために不可欠な3つのステップをご紹介します。
- ミニマリストは「足ることを知る」人間
- 満足を知らないと他者の欲望に振り回される
- 幸福な人たちの共通の特徴
- 境界線を引けないのは不安だから
- 自分自身を理解する重要性
- 豊かなつながり の ある 人生 を 送るには境界線が不可欠
- まとめ
ミニマリストは「足ることを知る」人間
ミニマリストって
「足ることを知る」人達なんじゃないかと思う。
「もっともっと」という欲望に突き動かされている社会の中で
「もうこれで十分だ。これ以上は必要ない」と
自分の欲望をありのままに過不足なく見つめて
受け入れられる人間だと思う。
自分にとっての幸福の定義を持っている人
そんなことをTwitterで呟いていたら、
こんな引用ツイートをいただきました。
「自分にとっての幸福の定義を持っている人」だともおもう。
— したのひと(1日1食ベジタリアン) (@soumalp0) 2016年11月16日
社会の、マスコミの、広告の
「この商品を!習慣を!仕事を!資格を!手に入れてあの有名人のような素敵な生活を送ろう!」
に惑わされずに吟味できる人。
社会にとって悪人。消費を拒む操れないろくでなし。
僕はそうありたい。 https://t.co/aKoP6GfUWt
自分自身を見失わない人
ミニマリストとは
「自分にとっての幸福の定義を持っている人」というのは、
確かにそうかもしれない。
または良い意味で
「自分の身の丈を知っている人」と言えるのかもしれない。
欲望ばかりが肥大化したこの世の中で、
自分自身を見失わない人のことだと思う。
満足を知らないと他者の欲望に振り回される
満足を知らない人間は、
他者の欲望に振り回されている場合が多い。
こちらの記事で、詳しく書きましたが、
フランスの精神分析の巨匠であるラカンは、
「欲望とは『他者の欲望』である」と喝破しました。
自分の欲望だと思い込んでいるものは、
実は単に他の人が欲しがっている物を、
無自覚に同じように欲しがっているだけである場合も多い。
自分の本当の欲望と向き合ってないから、
いつまで経っても満足しない。
もっとお金が欲しい時の罠
「もっとお金が欲しい」なんていうのは、
「他者の欲望」の最たるものだろう。
具体的に何かやりたいことがあって、
そのためにお金が必要ならまだしも、
「もっと良い家に住みたい」
「もっと良い車が欲しい」
「もっと贅沢をしたい」などの漠然とした気持ちは、
お金という抽象的価値を通して、
他者の欲望に振り回されているだけだ。
幸福な人たちの共通の特徴
最近読んでいるテキサス大学のレネー・ブラウン教授の本では、
- 作者: ブレネーブラウン
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2013/11/29
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普段の生活で幸福感を強く感じている人達に
共通の特徴として、このようなことをあげている。
「 大切なのは、 自分 は どこ まで できる のか、
どこ からが 多 すぎ なのかに注意して
『 もう いり ませ ん』 と 言える よう に なる こと だ」
「自分 にとって何 が 大切 なのか、
どの 時点 で 手放せる か に関して、
彼ら(幸福な人達) は とても明確なのである」
幸福になるために必要な諦める力
「自分 は どこ まで できる のか、
どこ からが 多 すぎ なのかに注意して
『 もう いり ませ ん』 と 言える よう に なる」というのは
以前の記事で紹介した為末さんの「諦める力」と同じではないかと思う。
- 作者: 為末大
- 出版社/メーカー: プレジデント社
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詳しくはこちらの過去記事をどうぞ。
何かを選ぶことは何かを諦めること
何かを諦めるというのは、
自分で主体的に選択して、
生き方を決めるということでもあると思う。
何も諦めていない人は、
何も自分では選んでいない人なのだ。
そういう人は、
自分の本当にやりたいことに気がつかないで、
自分の真の欲望を犠牲にして
「みんなと一緒」を選んでいるに過ぎない。
ちなみに為末さんの本は、
姉妹編としてこちらの本もあります。
- 作者: 為末大
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2016/05/28
- メディア: 単行本
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境界線を引けないのは不安だから
「これ以上は必要ない」と言えるのは
「境界線を引く」ということでもある。
逆にそれが言えないのは、不安だからだ。
自分に何が本当に必要なのかが分からなくて、
あれもこれも手当たり次第持っていないと不安になる。
自分に何が本当に必要なのかを知っている人は、
少ない物で十分足りる。
「境界線を引く」のが苦手な日本人
日本人は「境界線を引く」のが苦手な人が多いかもしれない。
自分と他人との人間関係でもそうだし、
仕事や余暇でもそうだ。
結局は「自分自身をよく理解していない」というのが
大きいのかもしれない。
自分と他人の境界線を考えてみた過去記事は、こちらです。
自分自身を理解する重要性
自分自身を理解する一助として、
以前こんな記事も書いてみました。
アメリカでは、小さい頃から全員に性格診断を受けさせる。
大人になってからも就職や昇進の時に必須な職場も少なくない。
「自分自身がどういう人間なのか知っていること」というのは
大きな長所であるからだ。
日本企業の求める「会社の色に染まる新入社員」というのは、
単に自分自身を知らない人間ではないかと思う。
アメリカの性格診断
そんなアメリカの性格診断で
一番良く使われているものを紹介した記事は、こちらです。
無料で登録も不要な性格診断テストを受けたい方は、こちら。
アメリカの学校や職場で一番使われているテストの日本語訳です。
占いとは異なり、研究成果に基づいた一定の信頼性はある
1回目と2回目で診断の結果が違うという方は、
こちらの記事を参照にしてください。
ポイントとしては、以下の3点です。
1)診断のタイプよりもパーセンテージが大切。
2)絶対確実の診断というよりも、
あくまでも自己分析するための参考程度に留める。
3)占いとは異なり、研究成果に基づいた一定の信頼性はある。
豊かなつながり の ある 人生 を 送るには境界線が不可欠
さて、境界線とミニマリストに話を戻して、
再びレネー・ブラウンの本から引用です。
「豊かなつながり の ある 人生 を 送る とは、
煎じ詰める と、 境界線 を 引く こと だ。
どう でも いい 他人 の 関心 を 得る ため に
駆けずり回る 時間 と エネルギーを 減らし、
家族 や 親しい 友人 との つながり を 豊か に する こと なのである」
- 作者: ブレネーブラウン
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2013/11/29
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逆説的なアプローチ
「豊かなつながり の ある 人生 を 送るために、
境界線を引く」というのは、
一見逆説的に見えるかもしれませんが、
本当に自分に必要な物を大切にするには、
不可欠なプロセスなのかもしれません。
まとめ
という訳で、今回の記事では、
幸福感を感じるための3つのステップについて考えてみました。
結論としては、以下の3点です。
1)幸福になるためには、
自分にとっての幸福の定義を持つのが不可欠。
2)そのためには、境界線を引き、
不必要な物を手放すのが大切。
3)その判断をするのに、
自分自身を知らなければいけない。
多様な意見の一つとして、
少しでも皆様のご参考になれば嬉しいです。
これからもGlocal Lifeをよろしくお願いします。