日本社会の硬直化の一因は学歴主義にある?知的資本と学歴は無関係
どうも、Glocal Lifeです。
今回の記事では、学歴主義の悪弊について
考えてみたいと思います。
日本企業の硬直化の一因?
私は日本企業の組織が、ここまで硬直し、
時代の変化の波に対応しきれていないのは、
学歴主義という悪弊のせいでもあると思っています。
利己的でビションがない日本企業を憂う時に、
私が個人的に思い出すのは松下幸之助だ。
「五誓」の教え 感謝の心で絶えず創造を 松下幸之助 述「リーダーになる人に知っておいてほしいこと」(4) https://t.co/kEbvlpDvZu
— NIKKEI STYLE (@nikkeistyle) 2016年8月8日
松下幸之助は本当に素晴らしいと思う。小学校を出ただけの彼の姿を見ていると、知的資本は学歴なんか全く関係ないと思う。こういう人格にも優れた指導者がいたら、今の日本の経済界も全然違うんだろうな。派遣社員の差別など絶対に許さない気がする。 https://t.co/phkX5KvL5Y
— Glocal Life (@glocal_life) 2016年8月8日
学ぶ力が知的資本を生む
私は、これからの時代は
学ぼうとしない人間は淘汰されていくと思っています。
ただ本来の「学ぶ力」というのは、
学歴に関係ないと思う。
一流大学卒の学歴に胡座をかいて、
学ぶことを怠る人間に未来は築けない。
知的資本とは「自分の頭で考える能力」
ちなみに、ワークシフトで語られているこれからのキャリアに必要な資本の3つの内の一つは知的資本(知識と知的思考力)だ。学歴ではなく「自分の頭で考える能力」である。詳しくはこちら。https://t.co/yTII4NA7aA https://t.co/v53i96owfY
— Glocal Life (@glocal_life) 2016年8月8日
学歴差別の弊害
あと、日本の学歴差別は陰湿で嫌ですね。
アメリカは基本的に「学歴なんてなんぼのもんじゃい!」という人間が多いのですが、
日本では何であんなに学歴一つで傲慢になったり、
卑屈になったりするのか、よく理解できない。
18歳の日の1日のテストの結果で、
残りの50年以上の人生の航路が決まるって、
アホじゃないかと思う。
星新一の短編
そういえば、星新一のSFで、
18歳の日の1日のテストの結果で、
エリートコースに乗るか、
ご馳走の人肉になるか決まるっていう短編があった気がする。
幼馴染みの少年と少女の話で、
普段は少女の方が頭が良くて、少年に勉強を教えてあげてたんだけど、
テストの当日に、少女は風邪を引いて人肉コースになってしまったってやつ。
少年は運良く、エリートコースに受かるんだけど、
そのお祝いとして、家族みんなで、誰かの人肉を食べながら、
少女のことを思い出すという話。
学歴主義の行き着く所は、
極端に言えば、そういう社会なんじゃないだろうか?
差別が蝕む心
学歴主義に限らず、
差別は、差別される側を傷つけるだけでなく、
差別する側の心も蝕んでいく。
私の恩師は以前「自分が人より優れていると思う人間は、
その分だけ人より劣っているのだ」と言っていたが、
本当にその通りだと思う。
東大を出ようが、ハーバード大学を出ようが、
人間は人間以上にはなれないのだから、
謙虚さと思いやりの心が大事だと思う。
まとめ
以上、今回の記事では、
学歴主義の悪弊について考えてみました。
多様な意見の一つとして、
少しでも皆様のご参考になれば嬉しいです。
これからもGlocal Lifeをよろしくお願いします。