米国のミレニアム世代と日本の草食系!3つの類似点と相違点のまとめ
前回の記事の最後に、
アメリカの若い人たちが「おうちカラオケ&ダンス」を好むのは、
ミレニアム世代の影響が大きい気がする、と書いた。
アメリカの「ミレニアム世代」の定義は様々あるが、
私は、現代日本の「草食系の若者たち」と
相通じる部分が強いんじゃないかと思う。
今回の記事では、
日本とアメリカの若者たちを比較して、
類似点と相違点を、それぞれ3点にまとめてみた。
類似点1:デジタル・ネイティヴ
日米の若者たちは、両方とも、
「つねにスマホと一緒の生活」「ソーシャルメディアが大好き」など、
「デジタル・ネイティヴ」の面目も躍如している。
その他、米国のミレニアル世代の趣味・思考については、
以下の記事が詳しいが、日本の若い世代を相通じる部分も多い。
類似点2:節約志向
「無駄な浪費を嫌う」「節約志向」というのは、
現代のアメリカの若者も、日本の若者と似ていると思う。
こちらの記事では、アメリカのミレニアム世代を以下の様に定義している。
今や米国企業の重要ターゲット 「ミレニアム世代」とは何者か|金融市場異論百出|ダイヤモンド・オンライン
(1)住宅バブル崩壊および金融危機に強い影響を受けた世代であるため、
強欲な企業を嫌い、派手な消費は好まない。
住宅への投資は有利という感覚が弱く、
学生ローンの返済が重荷の人も多いため、
無理して住宅を購入することに関心がない。
親との同居期間は長く、結婚時期は遅くなりがち。
(2)従来型の広告には影響されず、ネットのバナー広告も見ない。
商品を購入する際は、個人のブログやソーシャルネットワーク、ユーチューブでの評価を重視する。
(3)クルマの購入意欲は他の世代よりも弱く、
必要に迫られて買う場合は、安いクルマで十分という人が多い。
類似点3:社会貢献の意識も高い
「怠け者」や「自分勝手」というイメージが付きまとう「ミレニアル世代」だが、
実は彼らは「寄付やボランティアを重要視」し、社会貢献の意識も高い。
この点も、日本とアメリカの若者たちに、共通していると思う。
相違点1:人口の過半数が、ミレニアル世代
少子高齢化社会の日本では、少し想像しにくいが、
アメリカでは、人口の過半数が、ミレニアル世代以下である。
高齢者が人口の大多数を占める日本と違って、
アメリカのミレニアム世代は、「多数派(マジョリティー)」の位置を確立している。
相違点2:政治参加に積極的
日本の草食系の若者たちと違い、
アメリカのミレニアム世代は、政治参加に積極的だ。
そして、このようなリベラルなミレニアム世代が、
サンダーズ支持へと流れ込んでいるのだ。
それに関しては、こちらの記事が詳しいので、参考にしてください。
www.huffingtonpost.jp
www.huffingtonpost.jp
ただ、サンダーズ支持は、彼らの政治意志の表明の単なる一つに過ぎない。
サンダーズ候補が、彼らの期待を裏切れば、すぐに次の候補者を探すだろう。
類似点3:金融業界が嫌い
また、特筆すべきことは、アメリカのミレニアム世代が、
ウォール街を代表とする、アメリカの金融業界を嫌っていることだ。
日本の若者たちは、どちらかと言うと、
「ホリエモン」のような「IT長者」に共感している部分もあるように思う。
まとめ
今回の記事では、アメリカのミレニアム世代と日本の草食系の若者たちを比較して
類似点と相違点を、3つまとめてみました。
皆さんは、どう思われたでしょうか?ご意見をお待ちしています。
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