Glocal Life

自分らしさを大切に、世界とゆるく繋がるブログ

純粋な日本人にもアメリカ人にも成れない私が目指すのはグローカル

独自ドメインへの移行もひと段落ついたので、

ブログの名前である「グローカル」について、

今回の記事では、お話したいと思います。

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glocal (global+local)

「グローカル」というのは

「グローバル(地球的)」と「ローカル(地元的)」を合わせた造語です。


こちらの英語のWikipediaによると、最初は1980年代後半に、

ハーバード・ビジネス・スクールの機関誌である

Harvard Business Reviewに現れたのが最初だそうです。

Glocalization - Wikipedia

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Think globally, act locally

「グローカル」についての日本語のWikipediaは

多国籍企業のビジネス展開ということに焦点が置かれていますが、

グローカル化 - Wikipedia


私個人では

「地球規模で考えながら、自分の地域で活動する」(Think globally, act locally.)

との関連で、「個人のアイデンティティーと生き方」という面でとらえています。

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「地球民、国民、郷土民」のアイデンティティー

私がこの概念を初めて聞いたのは、高校生の頃でした。


「グローカル」という言葉を直接使った訳ではないのですが、

私の恩師が昔このように話してくれたことがあります。

個人のアイデンティティーを考える時に、

「地球民、国民、郷土民」の3つのレベルで考えることが大切だ。


現在の世界では、国民のアイデンティティーのみが肥大化して、

地球民と郷土民のアイデンティティーが弱まっている。


この地球に住む人間として、一番健康的なアイデンティティーは、

この3つのアイデンティティーがバランスよく伸びるのが理想的だ。

日米を行き来する私の心の支え

その時は、ただ単に「へ〜」と思って聞いていたのですが、

18歳で一人でアメリカに渡って、15年間過ごす中で、

この言葉が、私にとって、大きな心の支えになりました。

国民アイデンティティーと相性が悪い

ぶっちゃけ私は、国民アイデンティティーと相性が悪いんですよ。


人生の半分をアメリカで過ごした私は、

純粋な日本人でもなく、かといってアメリカ人にもなりきれない。

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国民アイデンティティーという面から見たら、

鳥でもない、動物でもない、「コウモリ」みたいな中途半端な存在です。

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地球市民の意識は高い

しかし「地球民、国民、郷土民」という

3つのアイデンティティーの視点を導入すると、

見えてくる景色が違ってくる。


日本、アメリカ、中国、韓国と4つの国に住んだことのある私は、

「文化や言葉の違いはあっても、人間はみんな大きな違いはない」との

地球市民の意識は高い。

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郷土民も、落ち着ける

あと、郷土民のアイデンティティーも、落ち着ける。


「日本人」や「アメリカ人」という風に区別されると、居心地が悪いけど、

これまで私が住んだ場所の「一人一人の顔がみえる地元の人たち」は、

みんな良い人だった。

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もちろん、気の合わない人間もいたけど、

「日本人」や「アメリカ人」という抽象化された存在じゃなくて、

同じように血の通って、生きる息吹の溢れる、ただの人間だった。

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グローカルな生き方

という訳で、純粋な日本人にもアメリカ人にも成れない私は、

「グローカルという生き方を目指してみよう!」と思って、

ブログ名を「Glocal Life」としました。


ブログタイトルに「アメリカ」を入れることに、

ずっと違和感があったので、スッキリして嬉しいです。

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これからも、よろしくお願いします。

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