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アメリカの原理主義と人種差別

このニュースを見て、
主にアメリカの進歩的な白人の中に蔓延る原理主義とも呼ぶべき傾向性と、
人種差別の問題について考えてみた。


民間武装集団が国有地の建物占拠 オレゴン州

リベラルが行き過ぎて原理主義者に

よく知られているように、アメリカは州ごとの個性みたいなのが強い。

オレゴンの人達って基本リベラルなんだけど、
それが行き過ぎて、原理主義者みたいになることがある。

ドイツ系の人が多いから、割と堅物で融通が利かないのかな?

極端から極端へ走るアメリカ

アメリカはまだ歴史の短い若い国のせいか、極端から極端へ走りやすい。
この事件は、その良い例だと思う。

「公共の土地について、所有権は市民にあるべきだ」という訴えは、別に良い。
でもそれでどうして、武装して訴えるっていう手段を取っちゃうのかな?

アメリカでは動物の権利の提唱者にしても、
食肉業界の家畜の巨大飼育場とかを襲撃して家畜を逃す
というような活動をしている人達もいます。

彼らのリベラルな訴えは、理念的にはとても共感する。
ただ武装手段に訴える等の極端に走りやすい行動は、私には原理主義の一種に見える。

人種問題との関係

また最後の方で、アナウンサーが人種問題を言及していたが、その通りだと思う。

www.fujisankei.com

オレゴン州の中心都市であるポートランドも、
全米の中でも上位のリベラルな街ことを誇っているが、
アフリカ系アメリカ人の人口が驚くほど少ない。

アフリカ系アメリカ人の友人達から、ポートランドの市当局が、歴史的に、
黒人のコミュニティーを徹底的に破壊した結果だと聞いた。

エアガンで遊んでいた黒人の少年は問答無用で射殺するのに、
白人の武装行為には、こんなに甘いのって、
人種によるダブルスタンダード以外にないと思う。

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有色人種への差別

もちろんアメリカ国内の黒人に対する差別だけでなく、
イスラム教徒や中東系の見た目の人に対する差別も酷い。

差別というのは、自分でも気がつかないような無意識の心に根付いているものだから、
問題の解決には、多くの努力と時間が必要なのだろう。

kbooks.hatenablog.com