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誰かを亡くした悲しみを癒すのは共感の力?人が一人では生きられない理由

どうも、Glocal Lifeです。

今回の記事では、誰かを亡くした悲しみを癒す共感の力について考えてみました。

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私一人じゃない

前回の記事で詳しく書いたが、

大学院時代の先輩が、交通事故で突然亡くなってしまった。

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先輩の訃報を聞いて、悲しくてやるせない気持ちを友達を吐き出したら、

それぞれが身近な人(父・祖母・叔父・流産など)を亡くした話をしてくれた。

釈尊の逸話

子供を亡くして嘆き悲しむ母親に対して、釈尊が

「あなたが『死人を出したことのない家』を

見つけることができたなら、

子供を生き返らせてあげよう」と言った話がある。


母親はそのような家を探すが、

見つけられなかったので、

子供の死を受け入れられるようになった。


「家族を亡くして、つらい思いをしているのは、

私一人だけではない」という共感こそが

身近な人の死に直面した時の孤独を癒すのかもしれない。

絶対的な孤独と死

誰かの死は、親しい人を絶対的な孤独に突き落とす。


亡くなった方との繋がりは、

その人個人のものでしかありえず、


その繋がりを共有していた人が、

もうこの世からいなくなってしまったのだから。


ただ、その孤独を癒すのも、

その死を悼む他の人との共感の気持ちであり、

新たな心の繋がりなのかもしれない。

心の中で生きている

亡くなった人を忘れない限り、

その人は自分の心の中で生きていると信じている。


これは今生きている人間の単なる自己満足かもしれないが、

それくらいの心の支えがないと、

身近な人の死を受け入れるのは本当に難しい。


また、もし自分が死んだら、

どんなに願っても、

もう自分は生きている人を支えられない。


自分の生前の記憶が、

残された人たちの心の支えになるなら、

たとえ自分は死んでいても、

嬉しく感じるんじゃないかと今の私は感じる。

人との繋がりの力

先輩の突然の訃報に接して、

悲しい気持ちを吐き出した時に

「人は皆、前に進む力を持ってると思うけど、

共感してくれる人の存在は、

その力を出すのに必要だと思う」

と友達が言ってくれた。


だから人間は、一人では生きていけないし、

人との繋がりの中で生かされている存在なのだと思う。

支え合う方法

その友達の言葉を聞いて、この一節を思い出しました。

「もし支え合う方法を見つけようとするなら、

共感を理解し、どう共感を示すか知らなければなりません。

共感は恥への解毒剤だからです。


恥が爆発的に増殖するには

「秘密・沈黙・判定」の3つが必要です。


苦しんでいる時に最も強力な言葉は

『私も同じだよ』という言葉です」

(ブレネー・ブラウン)

上記の言葉は、

ブレネー・ブラウンのTEDトークから引用しました。

詳しくは、こちらの記事をどうぞ。

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人に語って共有する

ブレネー・ブラウンの本は、

ネガティヴな感情と真正面から向き合うことと、


その体験を人に語って共有することで、

自分の誇りを取り戻すことを強調しているんだけど、


辛い体験や恥ずかしい体験を、

勇気を出して人に語るのって大事だよね。

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ブレネー・ブラウンの本

ブレネー・ブラウンの本は、アメリカでは、

もう何年もベストセラーになっていて、

様々なテレビやラジオ番組で紹介されています。


もし興味があったら、

こちらで詳しい書評記事を書いてます。

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TEDトーク

ブレネー・ブラウンは書籍もいいけど、

彼女はスピーチが、本当に上手で感動する。


もし興味があったら、

TEDトークに2回招待された時の日本語の字幕付きのビデオを、

こちらの記事で紹介しています。

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まとめ

という訳で、今回の記事では、

誰かを亡くした悲しみを癒す共感の力について考えてみました。


多様な意見の一つとして、

少しでも皆様のご参考になれば嬉しいです。

これからもGlocal Lifeをよろしくお願いします。

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