2016年の大統領選を通して感じたアメリカの民主主義の基盤の強さ
今回の大統領選を通して、
私は改めてアメリカの民主主義の強さに感心している。
アメリカ大学生の民主主義に対する関心
18歳の時に、アメリカの大学一年生になり、様々な必修の授業を取る中で、
アメリカ人の級友の世界地理に関する無知さには唖然としたが、
その代わりに感銘を受けたのは、彼らの民主主義政治に対する関心の高さだ。
以前の記事で、アメリカの格差問題に反対する
occupy wall street (ウォール街を占拠せよ)のデモを紹介しましたが、
デモ自身は下火になったとしても、
それをきちんと次の大統領選の民意に反映させるのは偉いと思う。
民主主義政治の規則に則る
好意的に受け取れば、アメリカ人はきちんと民主主義政治の規則に則って、
テロ等の違法的な行為に頼ることなく、正当な選挙という手段で、
ウォール街をぶち壊す方法を模索しているようにも取れる。
(まあ残念ながら、そう簡単にはいかないだろうが。。。)
日本では東日本大震災を受けて、原発反対運動が盛んになったが、
それが選挙を通して、実際に現実の力として政治に反映されたかを考えると
正直疑問である。
私は18歳の頃から15年間、人生の半分近くアメリカに住んでいて、
もちろんアメリカに対する文句も山ほどあるが、良い点は素直に学びたいと思っている。
今回の大統領選がこのまますんなり行くとは思っていないが、
ここまでの結果で、久しぶりにアメリカ社会を少し見直した気がする。
今回の大統領選についての記事
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