働きたくない人に朗報!労働から解放される時代が、もう少しで来る!
どうも、Glocal Lifeです。
「ロボットに仕事を奪われる」というとネガティブなイメージですが、
私は「人類が初めて『強制的な労働』から『解放』される時代」だと思っています。
- 人類が初めて『強制的な労働』から『解放』される時代
- 1. 情報革命で新しい働き方が生まれる
- 2. 生きるために必要なお金が限りなく0になる社会
- 3. 人間の仕事をロボットが肩代わり
- 4. 「働かない」ことが当たり前の社会
- 5. 「お金で人間の価値が決まる」という考え方が心底軽蔑される社会
- 私の博士号と教授職の全てを賭けて確信
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人類が初めて『強制的な労働』から『解放』される時代
「ロボットに仕事を奪われる」時代が、
どうして、
「人類が初めて『強制的な労働』から『解放』される時代」
になるのかを説明するために
最近読んだ本の中の共感した一節を紹介したいと思います。
限界費用ゼロ社会―<モノのインターネット>と共有型経済の台頭
- 作者: ジェレミー・リフキン,柴田裕之
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2015/10/27
- メディア: 単行本
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英語版はこちら。
- 作者: Jeremy Rifkin
- 出版社/メーカー: Griffin
- 発売日: 2015/07/07
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引用と解説の方法
ちょっと長い引用ですし、内容も少し難しいので、細切れに切って、
少し引用したら、その部分を解説するという方法を取りたいと思います。
1. 情報革命で新しい働き方が生まれる
蒸気機関 によって 人間 は 封建時代 の 農奴 制 から 解き放た れ、
資本主義 市場 で 物質的 な 私利 を 追求 できる よう に なっ た と すれ ば、
IoTによって 人間 は 市場経済 から 解放 さ れ、
協働 型 コモンズ において 非 物質的 で シェア さ れ た 利益 を
追求 できる よう になった。
引用の冒頭のこの部分は、ある意味、一番難しいかもしれません。
引用に含めるかどうかも迷ったのですが、
外してしまうと引用の趣旨が伝わらない恐れがあったので、
大事な部分ですし、入れることにしました。
ここの部分は、また別の記事で、ゆっくり語りたいので、ひとまず今回の記事では、
以下の2点だけを確認しておいてください。
A) 封建時代の「農奴制」という働き方を、産業革命が変えた。
B) 今の情報革命で、また新しい働き方が生まれようとしている。
2. 生きるために必要なお金が限りなく0になる社会
全部 とは 言わ ない までも、 私 たち の 基本 的 な 物質的 要求 の 多く は、
限界費用 が ほぼ ゼロ の 社会 で ほぼ 無料 で 満たさ れる だろ う。
ここの部分は、また別の記事で、ゆっくり語りたいのですが、
簡単に言えば
「生きるために必要なお金が限りなく0になる社会」が
到来するということです。
「ベーシック・インカムが欲しい」という記事を時々見かけるのですが、
「ベーシック・インカム」という「収入」が保障されるのではなく、
「生きるために必要なお金が0に近くなる」という
「支出」が抑えられることです。
すごく重要な部分なので、また別の記事で、じっくり語ります。
3. 人間の仕事をロボットが肩代わり
稀少 性 では なく 潤沢 さを 中心 と し た 経済 では、
インテリジェント・テクノロジー が 重労働 の 大部分 を 担う。
これも簡単に言えば、人間の仕事のほとんどを
ロボットが肩代わりしてくれることです。
4. 「働かない」ことが当たり前の社会
今 から 半 世紀 後、 私 たち の 孫 は、
私 たち が かつて の 奴隷制 や 農奴 制 を
まったく 信じ られ ない 思い で 振り返る のと 同じ よう に、
市場経済 における 大量 雇用 の 時代 を 顧みる こと だろ う。
ここの部分も、すごく面白かったですね。
「働かないと生きていけない」のは奴隷と同じ
簡単に言うと、現代を生きる私たちは、
19世紀後半まで存在していた奴隷制度を振り返る時、
そんな制度がつい150年前まで存在していたことが信じられないぐらい
遠い昔の出来事だと思っていますよね?
それと同じように、今から50年後に生きている私たちの孫たちは、
現代の「全員が仕事をもって、働かざるをえなかった時代」を
私たちが奴隷制度を野蛮な過去の遺物と見ているの同じように、
全く奇妙で人間の本来の性質に合致していない変わった制度だったと
奇異の目で振り返ることになるだろう、という意味です。
「働かないと生きていけない」世界は野蛮
もっと言うと、今から50年後の世界では、
「働かない」ということが当たり前になっている。
その中には、働く必要がないにも変わらず、
自ら望んで、わざわざ「働く」ことを選択する人もいるが、
それは「働くのが好き」だから、働くのであって、
現在のように「働かないと生きていけない」から働くのではない。
今から50年後の世界では、
現在の「働かないと生きていけない」世界を
奴隷制度を同じように野蛮なものと見なすだろう、ということです。
現在の会社員は奴隷と大差ない
どうです、なんだかワクワクしませんか?
「社畜」という言葉が流行しているように、
会社に縛られている現在の会社員なんて、奴隷と大差ないですからね (^_^;
5. 「お金で人間の価値が決まる」という考え方が心底軽蔑される社会
生活 の 大半 が 協働 型 コモンズ で 営ま れる という
高度 に 自動 化 さ れ た 世界 に 生きる 私 たち の 子孫 に し て みれ ば、
人間 の 価値 は ほぼ 絶対的 に 当人 の 財 や
サービス の 生産 高 と 物質的 な 豊か さで 決まる という
考え方 そのもの が、
原始的 に、 いや、 野蛮 にさえ 思え、
人間 の 価値 を ひどく 減じる もの として しか 捉え よう が ない はず だ。
これも上記の4番目の「働かないことが当たり前の社会」の続きなので、
基本的には、同じことを言っています。
「 協働 型 コモンズ」という耳慣れない単語は、
こちらの記事で、説明しています。
拝金主義は奴隷制と同じく、野蛮で原始的で反人間的
今回の記事のポイントとしては、
働かないことが当たり前になった未来の社会では、
現代のように「お金で人間の価値が決まる」という考え方が、
(今の私たちが奴隷制度を軽蔑しているのと同じように)
原始的で、野蛮で、人間の価値を損なうものだと
心の底から軽蔑されるようになるだろう、ということです。
私の博士号と教授職の全てを賭けて確信
どうでしょうか?ここまで、読んできてワクワクしませんか?
夢物語に聞こえるかもしれませんが、
この本で描かれている未来が、50年後には実在することを
私は様々な理由から、私の知性にかけて100%確信しています。
もし50年後に、このような世界になっていなかったら、
私は知識人として、自らの義務と権利を全て返上して構いません。
アメリカで11年かけて取得した博士号も、
過去4年間のアメリカの大学の助教授として稼いだ給料も
全額耳を揃えて返還しても全く構わないほど、
私の知的人生全てを賭けて確信しています。
信じる・信じないのは個人の自由
まあ正直、信じる・信じないのは個人の自由なので、
赤の他人である私は、あなたの人生にそこまで関心がありません。
「こんなことは絶対に信じられない!お前は嘘つきだ!」と思われる方は、
それはそれで良いので、お好きになさって下さい。
真摯な質問やお問い合わせには応対しますが、
感情的な反発や、無関係な非難・中傷にはお応えできませんので、
あらかじめご了承願います。
引用した書籍の紹介
以上の記事の引用は全て、
この本の第8章「最後の労働者」の最後の1段落からの引用です。
限界費用ゼロ社会―<モノのインターネット>と共有型経済の台頭
- 作者: ジェレミー・リフキン,柴田裕之
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2015/10/27
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (6件) を見る
この本の内容はすごく深いので、また別の記事でゆっくり紹介します。
これからもGlocal Lifeをよろしくお願いします。