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男女の超えられない壁!コミュニケーションのスタイルの違いが絶望的

私の両親は、二人とも個人で見れば「善良な人」なのですが、夫婦仲が悪い。

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子供である私から見て、両親の夫婦関係が上手くいかなかった一番の理由は、
コミュニケーション不全による相互理解の失敗にあるのではないかと思っています。

今回の記事では、両親の失敗から学んだ
男女のコミュニケーションのスタイルの違いについて書いてみたい。

両親の「話し合い」の失敗

これまで私が見てきた両親の「話し合い」は、
父が理詰めで母に問い詰めるのを、

母が感情的になってヒステリーを起こして終了する
というようなパターンが多かったように思います。

あまり「話し合い」にもなっていずに、
相互の主張がすれ違ってばかりのような印象を受けました。

理屈は女性に通用しない

父は、大会社で定年まで何十年も勤めたのですから、
論理的にきちんとした理詰めで話す能力は、すごい高いと思います。

そのような公の場では、男性的な論理的コミュニケーションが求められます。

しかしながら、男性のコミュニケーションの仕方と、
女性のコミュニケーションの仕方は、大きく異なります。

そして、母が生きている世界は、
典型的な女性的な私的なコミュニケーションの世界なのです。

多くの男性は、男性的な論理的コミュニケーションに関してはよくご存知でも、
男女のコミュニケーションの違いや、

女性のコミュニケーションの仕方について、
そんなにご存知ではないのではないでしょうか。

女性のコミュニケーションの仕方

女性のコミュニケーションは、とにかく感情的・情緒的です。

彼女達のコミュニケーションの目的は、
相手を論理的に納得させたり、言い負かしたり、

何かの結論や合意に達することではなく、
とにかくその感情を分かち合いたいのです。

なので、一番簡単な方法は、とにかく口を挟まずに、聞き役に徹することです。

何か口を挟んだり、訂正したり、急かしたりすると、
彼女達は自分の感情を理解してもらえなかったと思い、口を閉ざします。

忍耐強く聞くしかない

とりとめのない論点のはっきりしない彼女達の「おしゃべり」を
とにかく最後まで忍耐強く聞くことで、

彼女達はようやく「自分を受け入れてもらえた」と感じることができるのです。

「自分を受け入れてもらえた」と感じた時に初めて、相手への信頼感が育ちますし、
相手の話を聞く余裕が生まれます。

おすすめ本

もしできるなら、女性のコミュニケーションの仕方については、
本を読んで勉強した方が、包括的に理解できると思います。

私が知っている中で、女性のコミュニケーションの仕方について、
男性にも分かりやすく書いてあるのは、以下の2冊です。

1.「夫婦」という幻想

「夫婦」という幻想-なぜ、結局いがみあってしまうのか (祥伝社新書172)

「夫婦」という幻想-なぜ、結局いがみあってしまうのか (祥伝社新書172)

著者が男性の高名な心理学者ですし、夫婦関係について直接書かれているので、
正直、この本が一番オススメです。

新書ですし、学術書と違い、とても読みやすい言葉で、一般読者向けに書かれています。
特に第四章の著者自身の夫婦関係について書かれている所が、興味深かったです。

2.女性に響く15の心得

悩める上司に贈る 女性に響く15の心得?女性のキモチと行動編? ナチュラルリンクbooks

悩める上司に贈る 女性に響く15の心得?女性のキモチと行動編? ナチュラルリンクbooks

良い本だと思いますが、主にビジネスの場面のために書かれています。

ただ女性の愚痴への対処の仕方など、
女性の著者の視点から、男性にも分かりやすく書かれています。

まとめ

今回の記事では、両親の失敗から学んだ
男女のコミュニケーションのスタイルの違いについて書いてみました。

少しでもご参考になれば、嬉しいです。

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