インターネットで実名プラス顔写真が当たり前のアメリカ事情
アメリカでは、Facebookでも、twitterでも、LINEでも、
苗字と名前のフルネームと、本人の顔写真が当たり前だ。
インターネットの「匿名性」を重視する日本とは、ずいぶん事情が違う。
これは「インターネットは公共空間だ」という意識が根付いているからだと思う。
名前をグーグル検索する
私の名前も、アルファベットでグーグル検索すると、
検索のトップに、勤務先の私個人のページが出る。
顔写真や経歴、教えている授業や研究内容、
勤務先の電話番号や住所、オフィスの場所などの個人情報が、
全て白日の元に晒されている。
大学に勤めている私だけではなく、そこら辺の道を歩いているアメリカ人を捕まえて、
名前を聞いて、グーグル検索しても、結構な個人情報が手に入る。
履歴書も公開
またアメリカには、Linkedlnという、
仕事のプロフェッショナルのネットワークをするSNSもある。
そこでも、実名+顔写真に加えて、履歴書などの個人情報も公開されている。
日本人とアメリカ人のLINEの違い
仕事関係だけでない、プライベートなSNSも、
アメリカでは、本名プラス顔写真が基本だ。
私のLINEのアカウントには、日本人とアメリカ人の友達の情報が入っているが、
日本人とアメリカ人の友達の違いは、一目瞭然だ。
アメリカ人の友人は全員が、苗字と名前のフルネームに、
自分の顔写真を載せているのに比べて、
日本人の友達は、ほとんどがあだ名で登録してあって、
自分の顔とは全く関係のない画像を載せている。
twitterでも実名と顔写真
twitterでもアメリカ在住の友人は、
ほぼ100%フルネームと自分の顔写真で登録しているのに比べて、
日本人は、あだ名か自分の名前の一部のみで、
写真も自分の顔写真を載せている人はほとんどいないみたいだ。
次回へ続く
今回の記事では、インターネットで実名プラス顔写真を公表するのが当たり前の
アメリカの事情を紹介した。
インターネットの「匿名性」を重視する日本とは、ずいぶん事情が違う。
次回の記事では、日本の「匿名性」とアメリカの「実名性」から、
「インターネットは、公共空間か?私的空間か?」ということを考えてみたい。