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「感情」と「つながり」こそが「人工知能にできない」人間の付加価値

今回の記事では、そもそも「人工知能に対抗する」には

「人工知能にはできない人間ならではのサービス」で

「付加価値」を狙うことが大切だと語りました。


今回の記事では

「ロボットよりも値段が高くなっても構わない」と思わせる

「付加価値」とは何なのかを考察していきます。

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人工知能にできない付加価値は「感情」と「つながり」

まず、「ロボットよりも値段が高くなっても構わない」と思わせる
「付加価値」とは何なのだろうか?

私は、それは人間の「感情」の部分の話になってくると思う。
だから「好きなことを仕事にする」という話に戻ってくるのだ。

ロボットのサービスの「味気なさ」

ロボットのサービスが、いくら安くて便利でも
「味気なさ」を感じる人は少なくないのではないだろうか?

この「味気なさ」の本質を考えていく時に、
人間同士の「つながり」や「感情」の話になってくると思う。

人工知能がいくら正確にサービスを遂行できても、
そこにロボットの「感情」はない。

仕事の情熱はロボットにない付加価値になる

「感情」というのは、
「ロボットにはできなくて、人間には誰にでもできる」という分類の最たるものだ。

いくら完璧なサービスをロボットがしてくれていても、そこに感情がないのなら、

同じサービスを頼むにしても、

「その仕事が好きで好きで堪らない!」

「この仕事を通して、お客さんと繋がることが生き甲斐だ!」

という人間に頼みたいというのは、自然な人間の感情ではないだろうか。

ロボットの味気なさにない新鮮な喜び

その仕事が心の底から大好きで天職だと思っている人に、
仕事をお願いするのは、気持ちの良いものだ。

客が頼んだ仕事を喜んでしてくれる姿を見るだけで、
ロボットの味気なさに嫌気がさしてきた人達にとっては、
新鮮な喜びを感じるだろう。

例え同じサービスをロボットに頼んだ方が安かったとしても、
お金に余裕があるなら、多少高額になっても、人間の方に頼みたいと感じる購買層は、
どんな時代になっても必ず一定数は存在すると断言できる。

嫌々やる人間はロボット以下

ただ、ここで一番大切なことを確認しよう
「好きなこと」を仕事にして付加価値を付けることが大切なのだ。

いくら人間のサービスが好きだと言っても、
嫌いなことを嫌々やっているような人間のサービスを受けるぐらいなら、

少なくともネガティブな感情のない、
ニュートラルなロボットのサービスを受けるほうが、よっぽどマシだ。

「ホモ・エンパテクス(共感するヒト)」である人間は、
「嬉しい・楽しい・好きだ」というポジティブな感情にも共感するが、
「イヤだ・苦手だ・キライだ」というネガティブな感情にも共感する。

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自分がサービスを受ける側であるのなら、他の選択肢が容易に可能であれば、
わざわざ選んでまで、その仕事が嫌いな人間のサービスは受けたくないだろう。

3種類の仕事にまとめる

簡単にまとめると、「ほとんどの仕事がロボットに肩代わりされる時代」の仕事には、
以下の3種類があるだろう。


1. ロボットによるサービス

安くて便利だが、味気ない。

2. その仕事が心底好きな人間によるサービス

ロボットより高額になるが、
付加価値を払ってまでも受けたいという購入層も必ず存在する

3. 単に給料のために働いている人によるサービス

ロボットの方が安くて便利で、ミスもないのだから、
その仕事に情熱のない人間に対して、わざわざ付加価値を払う理由がない。

好きじゃない仕事を給料のために働く人間に未来はない

このようにリストして見たら、分かるように、ロボットの方が廉価で便利なら、
3番目の「好きでもない人が行う」サービスに、未来は全くない。

その仕事が別に好きでも何でもなく、単なる給料のために働いている人間は、
残念ながら、遅かれ早かれ、ロボットに仕事を奪わる可能性が高いだろう。

このような時代が10年後〜30年後の間に到来することは、ほぼ確実なのだから、
今からでも、「好きなことを仕事にする」一歩を踏み出した方が良い。

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