人間は働く必要ない?30年以内に仕事は人工知能がする時代が来る!
夢物語に聞こえるかもしれませんが、私は、この本を読んでから、
今から10〜30年以内に、ほとんどの仕事は人工知能に奪われると思っています。
Average Is Over: Powering America Beyond the Age of the Great Stagnation
- 作者: Tyler Cowen
- 出版社/メーカー: Plume
- 発売日: 2013/09/12
- メディア: Kindle版
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邦題が間違っている
この本は「大格差」という邦題ですが、「大格差」という題名では
本の内容を的確に表していないと思います。
- 作者: タイラー・コーエン,若田部昌澄,池村千秋
- 出版社/メーカー: エヌティティ出版
- 発売日: 2014/09/11
- メディア: 単行本
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日本で格差社会が問題になってるから、
「何でもかんでも「格差」というタイトルをつければ売れる」とでも、
出版社は思っているのでしょうか?(苦笑)
「『平均』の時代は終わった」
この本の原題は「average is over」です。
意味は「『平均』の時代は終わった」という感じでしょうか?
これまでは「普通に」学校に行って、「普通に」卒業して、
「普通に」就職して、「普通に」働いて、「普通に」結婚・育児をして
「普通に」定年まで勤めあげるという「普通の生き方」が
「不可能」になってきていると論じている本です。
人それぞれ、様々な意見はあると思いますが、
私個人は、この本が示している未来予想図は、ある程度正しいと思っています。
一流の研究機関の経済学の教授が書いた本
ちなみに、この本の著者は、アメリカの首都ワシントンの郊外にある
ジョージ・メイソン大学という一流の研究機関で、経済学の教授をなさっている方です。
学術的にしっかりした基礎がある方が書いたので、売れるためにジャーナルリストが、
わざとセンセーショナルに書いた本とは一線を画しています。
日本語訳が発刊された当時は、日本でも話題になりましたが、
本当に素晴らしい本なので、未読の方には是非一読するようにオススメします。
日本語訳の題名に文句を言いましたが、日本語訳の本でも全然問題ないですよ!
「大格差」という題名は、翻訳者ではなく出版社が決めたように思います(笑)