Glocal Life

自分らしさを大切に、世界とゆるく繋がるブログ

翻訳によって全然違う!ホイットマン詩集の日本語訳7選の比較まとめ

ホイットマンの詩集「草の葉」の日本語訳は、

私は何種類か持っているので、

それぞれの長所と短所を比較しながら、ご紹介させて頂きます。

原書を紹介

まず、原書を読んでみたい方は、こちら。
ペーパーバックで1000円、Kindleだとなんと100円です。

Leaves of Grass: The First (1855) Edition (Penguin Classics)

Leaves of Grass: The First (1855) Edition (Penguin Classics)

岩波文庫の対訳「ホイットマン詩集」

次に、英語と日本語の両方で読んでみたいという方には、
こちらの岩波文庫の対訳がおすすめです。

ホイットマン詩集―対訳 (岩波文庫―アメリカ詩人選)

ホイットマン詩集―対訳 (岩波文庫―アメリカ詩人選)

手のひらサイズの小さくて薄くて持ち運び易い本なのですが、
(余談ですが、私は結構小さい本って可愛くて好きです)

本を開いて、左側に英語の原文、右側に日本語訳が載っていて、
英語と日本語の両方を比べながら、読めるようになっています。

一点目の問題点

この本の問題点は2点。

一点目は、小さくて薄い本なので、
ホイットマンの「草の葉」の全詩集の何十分の一かしか収録されていないことです。

岩波文庫では「草の葉」の完全版として、上中下の3巻を発刊しています。

草の葉 (上) (岩波文庫)

草の葉 (上) (岩波文庫)

草の葉 (中) (岩波文庫)

草の葉 (中) (岩波文庫)

草の葉 (下) (岩波文庫)

草の葉 (下) (岩波文庫)

二点目の問題点

二点目の問題点が、日本語訳が読みにくいことです。

直訳のせいなのか、翻訳が古いせいなのかは分かりませんが、
読んでいて気持ちの良いスムーズな翻訳ではありません。

読みやすい日本語訳はこちら。

詩というのは、言葉の芸術なので、例え英語から日本語に翻訳しているにしても、
日本語で読んだ時に、読み易く美しい響きを持っていて欲しいと、
私は個人的に思うので、そういう面で日本語訳が美しいのは、こちらの本です。

詩集 草の葉 (レグルス文庫)

詩集 草の葉 (レグルス文庫)

私はこのレグルス文庫の読みやすいスムーズな訳文と、
古臭い黄色い表紙が何とも言えずに好きなのですが、

私は未読ですが、他にも様々な出版社から日本語訳が出ているようなので、
好みに合った翻訳を探してみてもいいかもしれません。

草の葉 初版 (大人の本棚)

草の葉 初版 (大人の本棚)

  • 作者: ウォルト・ホイットマン,富山英俊
  • 出版社/メーカー: みすず書房
  • 発売日: 2013/05/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
おれにはアメリカの歌声が聴こえる―草の葉(抄) (光文社古典新訳文庫)

おれにはアメリカの歌声が聴こえる―草の葉(抄) (光文社古典新訳文庫)

草の葉―ホイットマン詩集 (角川文庫)

草の葉―ホイットマン詩集 (角川文庫)

草の葉

草の葉